由来を知ればきっと作りたくなる!各家庭の味付けを受け継ぎたい「お雑煮」

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『77歳の現役講師によるマナーの教科書 本当の幸せを手に入れるたったひとつのヒント』 (岩下宣子/主婦の友社)第6回【全18回】

知っているようで意外と知らないのが年末年始のマナー。年賀状や初詣、お年玉など、年末年始には古くからの行事や習慣、しきたりがたくさんありますが、「正しいやり方は知らない」「やっているけど理由は分からない」ということも多いはず。知らなくて恥をかいた...なんてことのないよう、年末年始のしきたりやマナーを「現代礼法研究所」主宰の岩下宣子先生に聞きました。江戸時代からお正月に食べられるようになったといわれる「お雑煮」。地方によってその土地ならではの食材が使われていたり、各家庭の味付けがあるのもおもしろいですよね! 今回は、知ればきっと作りたくなるお雑煮の由来をご紹介します。

お雑煮を食べると神様のパワーをもらえる!?

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お雑煮は、年神様に備えたお餅や農作物、海産物を元旦にわけ合って食べたことが起源とされています。
地域ごとに具材や味付け、調理法もさまざまですが、重要なのは「餅」。
年神様はお米の神様なので、米から作った餅は霊力の塊のような存在で、食べることで神様から力を授かり、生きる力になると信じられてきました。

「忙しくておせちを作れない場合は、お雑煮だけでも作るといいでしょう。家庭によって味付けもさまざまなので、家の味を受け継いでいくという意味でも大切にしたいですね」(岩下先生)

お雑煮といえば、地域ごとのバリエーションも話題になるもの。白味噌、すまし汁、くるみだれ...興味のあるレシピを調べて作ってみるのもおもしろそうですね!

文/さいとうあずみ

 

岩下宣子
「現代礼法研究所」主宰。NPOマナー教育サポート協会理事・相談役。30歳からマナーの勉強を始め、全日本作法会の故・内田宗輝氏、小笠原流・故小笠原清信氏のもとでマナーや作法を学ぶ。現在はマナーデザイナーとして、企業、学校、公共団体などで指導や研修、講演会を行う。『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』(中経の文庫)、『相手のことを思いやるちょっとした心くばり』(三笠書房)など著書多数。近著に『77歳の現役講師によるマナーの教科書 本当の幸せを手に入れるたったひとつのヒント』(主婦の友社)。

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