【お正月飾り】「門松」と「鏡餅」は必ずセットで飾るべき理由。マナーの専門家が解説

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『77歳の現役講師によるマナーの教科書 本当の幸せを手に入れるたったひとつのヒント』 (岩下宣子/主婦の友社)第4回【全18回】

知っているようで意外と知らないのが年末年始のマナー。年賀状や初詣、お年玉など、年末年始には古くからの行事や習慣、しきたりがたくさんありますが、「正しいやり方は知らない」「やっているけど理由は分からない」ということも多いはず。知らなくて恥をかいた...なんてことのないよう、年末年始のしきたりやマナーを「現代礼法研究所」主宰の岩下宣子先生に聞きました。今回は、新年を迎える前に飾る「お正月飾り」について。鏡餅はいいけど、門松はハードルが高い...なんて方もご安心ください!住宅事情に合わせた正月飾りの代用品についてもご紹介します。

門松と鏡餅はセットで用意。どちらかが欠けると年神様が迷子に!

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門松には「神様を"待つ"」という意味が込められていて、鏡餅は年神様が宿る場所とされています。
松の枝には神様が降りて来るためのアンテナの役割があり、門松がないと年神様が迷子になってしまうそう!

「年神様は門松から入って来て鏡餅に宿ります。どちらかが欠けると年神様が行き場を失ってしまうので、門松と鏡餅は必ずセットで用意しましょう。もし門松を飾る場所がなければ、リースの松飾りや松の盆栽でも代用できますよ」(岩下先生)

◇ ◇ ◇

鏡餅は飾ることができても、門松はちょっとハードルが高い...なんて人も多いのでは? 最近の住宅事情では、本式の門松を飾るのは難しいので、略式でも本物の松を使っていればしっかり役割を果たしてくれるそうなので、ご心配なく。
ご自宅の玄関に合わせた素敵な松飾りで、年神様をもてなしましょう。

文/さいとうあずみ

 

岩下宣子
「現代礼法研究所」主宰。NPOマナー教育サポート協会理事・相談役。30歳からマナーの勉強を始め、全日本作法会の故・内田宗輝氏、小笠原流・故小笠原清信氏のもとでマナーや作法を学ぶ。現在はマナーデザイナーとして、企業、学校、公共団体などで指導や研修、講演会を行う。『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』(中経の文庫)、『相手のことを思いやるちょっとした心くばり』(三笠書房)など著書多数。近著に『77歳の現役講師によるマナーの教科書 本当の幸せを手に入れるたったひとつのヒント』(主婦の友社)。

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