秋になると、栗やさつまいも、ごぼうなどの根菜類を使った炊き込みごはんを目にして「秋だなあ」と感じる機会が増えてきます。それはそれでいいのですが、だからこそ、たまにちょっと変わった炊き込みごはんを見かけると「おっ?」と注目してしまいます。
『3分クッキング』11月号の巻頭特集「ブロッコリー大活用34レシピ」を見ていたところ、ブロッコリーを丸ごと1株使った炊き込みごはん「ブロッコリーと豚そぼろの塩にんにくごはん」を発見!
ブロッコリーは栄養豊富な緑黄色野菜として度々注目される食材で、ビタミンCやビタミンB群、β‐カロテンなどのビタミン類が豊富なだけでなく、不足しがちな鉄分や食物繊維、たんぱく質など体を健康に保つうえで必要な栄養がたっぷりと含まれています。冬に向けて免疫力を高めたい今、ぜひとも積極的に摂りたいですよね。そこで、早速この炊き込みごはんを作ってみることにしました。
レモンを絞ってさっぱりと味変
ブロッコリーと豚そぼろの塩にんにくごはん
材料(2人分)
ブロッコリー......1個(300g)
米......2合
豚ひき肉......200g
にんにくの薄切り......3かけ分
酒......大さじ3
塩......小さじ2/3
塩......小さじ1/4
レモンのくし形切り......適量
作り方
1 米は炊く30分前に洗ってザルに上げる。ブロッコリーは茎を切り落として4つ割りにし、茎は皮を厚めにむく。
2 炊飯器に米、酒、塩を入れ、2合の目盛りまで水を入れて混ぜる。にんにく、ひき肉、ブロッコリーを順に広げ入れ、塩をふって炊く。
3 炊き上がったらブロッコリーをしゃもじなどで粗くくずし、ざっくりと混ぜる。器に盛り、レモンを添える。
◇◇◇
塩とにんにくだけのとてもシンプルな味つけですが、不思議なくらい食べやすく、素材の味のいいとこ取りをしているようなやさしくもパンチのある味わいに驚きました。ブロッコリーは炊飯中に蒸されることで柔らかくなるので、しゃもじで簡単に崩せます。ほっくり甘くておいしい! 別添えのレモンは、炊き込みごはんに合うのか若干の不安もありましたが、爽やかな酸味がにんにくの風味と相性抜群! 今年はこの「ブロッコリーと豚そぼろの塩にんにくごはん」も、炊き込みごはんレパートリーに追加決定です♪
調理・文/月乃雫