暑い日が増えてきて、こってりした食事には食指が動かない......と感じがちな時期。でも、体力を削られるからこそ栄養はしっかりとっておきたいし、冷たいものばかり食べていては体がだるくなってしまいかねません。そんななか、『3分クッキング』2024年7月号の巻頭特集「旬はすぐそこ!なすのおかず88」に、まさに今こそ食べたいぴったりのメニュー「なすのたたき」を発見!
なすには汗で流出しやすいミネラル「カリウム」が豊富に含まれており、体がだるい、食欲がないといった夏バテの症状を予防・改善してくれます。また、あじの干ものや薬味もふんだんに使うため、これ一品でたんぱく質も食物繊維もしっかりとれるのも嬉しいところ。そこで、早速作ってみることにしました。
あじの干ものを使った高知県の郷土料理
「なすのたたき」
材料(2人分)
なす......3個(300g)
あじの干もの......(小)1枚(100g)
玉ねぎ......1/4個(50g)
薬味
しょうがのせん切り......1かけ分
みょうがの小口切り......2個分
万能ねぎの小口切り......2~3本分
炒り白ごま......適量
ポン酢しょうゆ......大さじ3
油
作り方
1 あじの干ものは魚焼きグリルで両面に焼き色がつくまで焼き、骨を除いて粗くほぐす。玉ねぎは縦薄切りにし、水に5分さらして水気をふく。なすはヘタを落として1㎝幅の斜め切りにする。
2 フライパンに油を5㎜深さに入れて160℃に熱し、なすの半量を入れて焼き色がつくまで両面を揚げ焼きにし、油をきる。残りも同様に揚げ焼きにする。
3 器に玉ねぎを敷き、なす、あじの順に盛り、薬味を散らし、ポン酢しょうゆをかける。
◇◇◇
あじの干ものが加わることで食べごたえも格段に上がり、野菜もたっぷりとれる満足感。なすのみずみずしさ、薬味の爽やかさやシャキシャキ食感、ポン酢の酸味に食欲を刺激され、みるみるうちに完食してしまいました。なすを薄くスライスしているので、薬味などを巻いて食べるのもアリ。また、栄養はしっかりとありながらヘルシーなため、食べ過ぎた日の翌日ごはんやダイエット中の食事にもオススメです。
今年の夏も、厳しい暑さが続く予感。こうした食べやすいメニューのレパートリーを増やして、今のうちからしっかりと体力をつけておきたいですね。
調理・文/月乃雫