いよいよ5月12日の母の日まで1カ月。いつもは伝えられない思いや日頃の感謝の気持ちを込めて、お母様へプレゼントを贈る方も多いのではないでしょうか?
そこで気になるのが「どのようなプレゼントが喜ばれるのか」。
せっかく選んだプレゼントも「本当は他のものがよかったかな...」「負担に思われていないかな...」なんて不安になってしまうこともありますよね。
そこで、「毎日が発見」が読者の皆さんにアンケートを実施。「母の日にどのようなことをしてもらったらうれしいですか?」という質問に、40~80代の200人を超える女性読者の方から回答をいただき、意外(?)な本音が明らかになりました。
もらってうれしいものは...
まず多かったのが「ランチなどの食事」という声(51人)。
「老夫婦2人で生活しているので、食事に連れ出してもらって孫たちと話すこと。食事のための買い物、台所仕事(調理・後片付け)から解放されると本当にうれしい」(82歳、山口県)
「近くの子供には食事(お寿司屋さん)、遠方の息子からは孫の成長アルバムをもらって喜んでいます」(69歳)
など、「おいしいものを食べながら、子どもや孫と一緒に楽しく過ごす機会」を望まれる方が多いようです。
次に人気なのが「花」(45人)。
「花を貰うとうれしい、去年息子達からカーネーションではなく、素敵な華やかなあじさいを貰った。咲き終わってから庭に植えたけれど、あんなにもきれいに咲いてくれるか楽しみ」(66歳、愛知県)
「娘は毎年花を贈ってくれます。もう20年も続いています。記念に花の写真を撮っています。花好きの私はとても嬉しいです」(67歳)
そのほかにもお菓子や化粧品、バッグなどの服飾品といった、趣味・嗜好に寄り添ったプレゼントをもらって嬉しかったという回答が多く見受けられました。
なかには「自分の好きなものを買って、後で娘からその代金を貰っています。自分の好きなものが買えるのでうれしいです。」(62歳・大阪府)という現実的(?)な回答も。
確かに、このシステムなら好みが食い違うこともありませんし、贈り手側も受け取り手側も不安が少なくてすむのかもしれません。
実はプレゼントよりも...
でも実は最も多かった回答は「モノはいらない」という声。全てあわせると76人の方が該当しました。
なかでも多かったのが「電話などでの連絡・ことば」(40人)。
「母の日を覚えていてくれて、ひと言もらえればそれで良い。ほしいものは自分で買う」(62歳、神奈川県)
「電話やメールなど何でも良いので、母に対して関心があるよ、忘れてないよという気持ちがわかるサインを受けたい」(72歳、千葉県)
「LINEで言葉をもらうだけでうれしい」(75歳、福岡県)
という回答に見られるような、「言葉」の贈り物を望む声が大変多く届けられました。子どもや孫からの連絡が何よりも嬉しいという回答も多く、普段は離れて暮らす家族とのつながりや気にかけてくれているという気持ちそのものがいちばんの贈り物のようです。
また、家事(17人)という声も多く見受けられました。
「1人で家事もせず、音楽聴いたり、絵描いたり、主人の食事作りもしない」(77歳、千葉県)
「掃除。けどいろいろ処分させられそうで......笑」(67歳、群馬県)
「過去一番うれしかったのは、当時中学生くらいだった娘と息子が、食事の片付けを全部やってくれたこと」(61歳、山口県)
自分のためだけの時間がなかなかとりづらいことは、世代を問わない課題のようです。
■母の日にどのようなことをしてもらったらうれしいですか?
ものはいらない 76人(電話などの連絡・言葉 40人、家事17人)
ランチなどの食事 51人
花 45人
旅行・おでかけ 12人
どんなものをもらってもうれしい 5人
その他 16人
プレゼントも嬉しいけれど...というシニア世代の女性の意外な本音。ともに楽しむ「場」や気持ちを伝えてくれる「言葉」、自分のためだけの「時間」といったモノ以外への志向が垣間見えました。
上記を参考に、今年の母の日の「贈り物」を思案してみてはいかがでしょう。
【調査概要】
方法:郵送およびFAXによるアンケート
調査期間:2019年2月8日~2019年2月18日
対象:全国40代~80代の女性254名 (有効回答数205名)