2. あからさまに賄賂を申し出ない。
相手の意図を読み間違えていた場合、賄賂を申し出たことで余計な問題まで発生してしまいます。
3. 違反行為で訴えられたら、その場で違反金の支払いを申し出る。
あとから郵送での手続きを行ったり、別の場所に移動したりするのは嫌だと言いましょう。違反金を支払っても不当に使われてしまうのが怖い、支払うべき人に直接支払いたいのだと訴えましょう。
4. 1人の役人とのみ話すようにする。
責任者っぽい人物と話すようにしましょう。上司がいるのに部下に賄賂を持ちかけてしまうと、上司がさらに高額な支払いを命じてくる場合があります。
5. あくまで"寄付"だと言い張る。
相手のガソリン代、制服代、車の修理代、労力、その他もろもろのために、ぜひとも支払わせてくださいと伝えましょう。
6. 現金の持ち合わせがなければ、物品で取り引きする。
腕時計、カメラなどの電子機器は賄賂としても人気の高い品です。場合によっては、物品は現金よりも効果的な賄賂となることがあります。その物品自体がトラブルの原因となっている場合です。たとえば税関の職員が「酒の持ちこみが多すぎる」と言ってきた場合には、その酒を数本差し出すことで、スムーズに旅を続けられる可能性があるというわけです。
[プロの助言]
・財布には少額の現金を入れておき、残りは別の場所に隠しておきましょう。身ぐるみ剥ごうとするタチの悪い役人に出くわしても、これなら安心です。