【不測の事態に備える!】役人ともめて賄賂が必要か!? 緊迫の現場での注意点

2. あからさまに賄賂を申し出ない。

相手の意図を読み間違えていた場合、賄賂を申し出たことで余計な問題まで発生してしまいます。

3. 違反行為で訴えられたら、その場で違反金の支払いを申し出る。

あとから郵送での手続きを行ったり、別の場所に移動したりするのは嫌だと言いましょう。違反金を支払っても不当に使われてしまうのが怖い、支払うべき人に直接支払いたいのだと訴えましょう。

4. 1人の役人とのみ話すようにする。

責任者っぽい人物と話すようにしましょう。上司がいるのに部下に賄賂を持ちかけてしまうと、上司がさらに高額な支払いを命じてくる場合があります。

5. あくまで"寄付"だと言い張る。

相手のガソリン代、制服代、車の修理代、労力、その他もろもろのために、ぜひとも支払わせてくださいと伝えましょう。

6. 現金の持ち合わせがなければ、物品で取り引きする。

腕時計、カメラなどの電子機器は賄賂としても人気の高い品です。場合によっては、物品は現金よりも効果的な賄賂となることがあります。その物品自体がトラブルの原因となっている場合です。たとえば税関の職員が「酒の持ちこみが多すぎる」と言ってきた場合には、その酒を数本差し出すことで、スムーズに旅を続けられる可能性があるというわけです。


[プロの助言]

・財布には少額の現金を入れておき、残りは別の場所に隠しておきましょう。身ぐるみ剥ごうとするタチの悪い役人に出くわしても、これなら安心です。

【不測の事態に備える!】役人ともめて賄賂が必要か!? 緊迫の現場での注意点 kurumagotogake02_1.jpg

 

ジョシュア・ペイビン

昼はコンピューター・ジャーナリスト兼フリーのライターとして働き、夜になれば冒険に思いをはせている。現在は妻とフィラデルフィアで暮らしている。共著書に『もしもワニに襲われたら』(文響社)がある。

 

デビッド・ボーゲニクト

作家、編集者、実業家、世界を股にかける旅行者。共著書に『もしもワニに襲われたら』(文響社)があり、単独の著書には『The Jewish Mother Goose』、『The Little Book of Stupid Questions』がある。現在は妻とフィラデルフィアで暮らしている。今のところ結婚生活は“危機的状況”にはないらしい。

※本記事はジョシュア・ペイビン、デビッド・ボーゲニクト著の書籍『究極のサバイバルシリーズ2 もしも車ごと崖から落ちそうになったら』(文響社 )から一部抜粋・編集しました。
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