暑くなって薄着になることで、「体のライン」が気になり始める夏。「今年こそは痩せる!」と意気込んでも、運動が苦手、カロリー計算は面倒と、けっきょくやらない方も多いはず。でも『カロリー気にせず食べて健康に痩せる コンビニ3品ダイエット』の著者にして、ビバランスダイエット協会代表理事・齋藤好美さんが考案したダイエット法なら、無理な食事制限をせずに体型がコントロールできちゃうんです。
本稿は、齋藤さんに特別寄稿いただいた「コンビニご飯の買い方&ダイエット方法」。夏に向けて理想の「痩せる体」を手に入れましょう!
汗をかいても食べなくても太る......「夏太り」を回避する方法
のどごしだけで選んでない? 夏太りが加速する食べ方
暑くなって薄着になるにつれて気になるのが、体のライン。カーディガンを羽織ったり、オーバーサイズの服を着たりしても、鏡の前でサイズアップした自分を見て「今年こそは痩せる!」と覚悟を決める方もいるでしょう。
ですが、暑くなって汗をかいても、痩せない。それほど食べていないのに太る。そんなことはありませんか?
実は、汗をかいたり、夏バテしたりして食欲がないときほど、栄養が偏って「夏太り」してしまうことがあるのです。
暑くてさっぱりしたものが食べたい......そう思ってそうめん、冷やしうどん、ざるそばなど、つるつると喉越しよく食べられるメニューばかり選ぶ方も多いでしょう。
そうめんだけ、うどんだけ、そばだけ、などの食事は、カロリーも低く、ダイエットに合っていると思われる方もいるかもしれません。ただ、そうとは言いえないのです。
たとえば、
・そうめんだけ
・そうめん、海老の天ぷら、野菜のかき揚げ
この2パターンの食事を比べた場合、後者は海老の天ぷら、野菜のかき揚げが加わった分、カロリーは上がります。ですが、「腹持ち」で考えると、そうめんだけよりもよくなります。
そうめんだけにした場合は腹持ちが悪いため、お腹いっぱい食べたはずなのにすぐにお腹が空いて、また食べてしまう......という負のループに陥ります。
油が多い、カロリーが高い、ということを気にするより、「組み合わせ」が大事なのです。先ほどの2パターンであれば、私は後者の組み合わせを「痩せる組み合わせ」としておすすめします。
また、炭水化物だけの食事だと、血糖値が急激に上がってしまい、脂肪がつきやすく、脂肪を溜め込みやすい体になってしまいます。
さらに血糖値が上がりすぎると、イライラしてさらに糖を欲して、必要以上に食べたくなります。これが「夏太り」の正体です。
日差しが強い夏に意識するべき"痩せる"食材
そうめんだけ、うどんだけ、そばだけ、などの単品ではなく、組み合わせ次第で、栄養バランスが良くなり、痩せる体に変わっていきます。
組み合わせの考え方は簡単。1食の中で「糖質×タンパク質×食物繊維」、この3つを組み合わせるだけです。
さらに、日差しが強い夏にはとくに意識してほしい食材があります。それが、豚肉と大豆製品。夏の強い日差しを浴びると体力を消耗するため、タンパク質を摂ることが大事です。その中でも疲労回復に大切な栄養素を多く含む豚肉、納豆、厚揚げ、豆腐などの大豆製品が疲労回復につながります。