夏太りが加速する食べ方がある。夏バテしないで痩せる「コンビニ食品」の組み合わせ

暑くなって薄着になることで、「体のライン」が気になり始める夏。「今年こそは痩せる!」と意気込んでも、運動が苦手、カロリー計算は面倒と、けっきょくやらない方も多いはず。でも『カロリー気にせず食べて健康に痩せる コンビニ3品ダイエット』の著者にして、ビバランスダイエット協会代表理事・齋藤好美さんが考案したダイエット法なら、無理な食事制限をせずに体型がコントロールできちゃうんです。

本稿は、齋藤さんに特別寄稿いただいた「コンビニご飯の買い方&ダイエット方法」。夏に向けて理想の「痩せる体」を手に入れましょう!

汗をかいても食べなくても太る......「夏太り」を回避する方法

夏太りが加速する食べ方がある。夏バテしないで痩せる「コンビニ食品」の組み合わせ 03_pixta_85808696_M.jpg
※写真はイメージです(画像提供:ピクスタ)

のどごしだけで選んでない? 夏太りが加速する食べ方

暑くなって薄着になるにつれて気になるのが、体のライン。カーディガンを羽織ったり、オーバーサイズの服を着たりしても、鏡の前でサイズアップした自分を見て「今年こそは痩せる!」と覚悟を決める方もいるでしょう。

ですが、暑くなって汗をかいても、痩せない。それほど食べていないのに太る。そんなことはありませんか?
実は、汗をかいたり、夏バテしたりして食欲がないときほど、栄養が偏って「夏太り」してしまうことがあるのです。

暑くてさっぱりしたものが食べたい......そう思ってそうめん、冷やしうどん、ざるそばなど、つるつると喉越しよく食べられるメニューばかり選ぶ方も多いでしょう。
そうめんだけ、うどんだけ、そばだけ、などの食事は、カロリーも低く、ダイエットに合っていると思われる方もいるかもしれません。ただ、そうとは言いえないのです。

たとえば、
・そうめんだけ
・そうめん、海老の天ぷら、野菜のかき揚げ
この2パターンの食事を比べた場合、後者は海老の天ぷら、野菜のかき揚げが加わった分、カロリーは上がります。ですが、「腹持ち」で考えると、そうめんだけよりもよくなります。

そうめんだけにした場合は腹持ちが悪いため、お腹いっぱい食べたはずなのにすぐにお腹が空いて、また食べてしまう......という負のループに陥ります。
油が多い、カロリーが高い、ということを気にするより、「組み合わせ」が大事なのです。先ほどの2パターンであれば、私は後者の組み合わせを「痩せる組み合わせ」としておすすめします。

また、炭水化物だけの食事だと、血糖値が急激に上がってしまい、脂肪がつきやすく、脂肪を溜め込みやすい体になってしまいます。
さらに血糖値が上がりすぎると、イライラしてさらに糖を欲して、必要以上に食べたくなります。これが「夏太り」の正体です。

日差しが強い夏に意識するべき"痩せる"食材

そうめんだけ、うどんだけ、そばだけ、などの単品ではなく、組み合わせ次第で、栄養バランスが良くなり、痩せる体に変わっていきます。
組み合わせの考え方は簡単。1食の中で「糖質×タンパク質×食物繊維」、この3つを組み合わせるだけです。
さらに、日差しが強い夏にはとくに意識してほしい食材があります。それが、豚肉と大豆製品。夏の強い日差しを浴びると体力を消耗するため、タンパク質を摂ることが大事です。その中でも疲労回復に大切な栄養素を多く含む豚肉、納豆、厚揚げ、豆腐などの大豆製品が疲労回復につながります。

 

齋藤好美

株式会社イートバランス代表取締役。ビバランスダイエット協会代表理事。30年間にわたり15キロのダイエットとリバウンドを繰り返す人生の中で、太っているのに病院で「栄養失調」と診断される。その後、朝ごはんの食べ方を工夫するオリジナルのダイエットを実践した結果、半年で7キロ痩せ人生が変わる。いかに効率よく簡単に「栄養バランス」をとることができるかを探求し、立ち上げた「ビバランスダイエット」にて3年間で5万食以上もの食事にアドバイスを行い、受講生の約9割が3キロから10キロ以上のダイエットに成功。痩せる以外に、肌ツヤがよくなったなどの体質改善効果の声も多い。本書が初の著書となる。

PAGE TOP