収穫の秋の気分をおすそ分け! 秋の実りの、手作り収穫リース/暮らしの晴れ間

静岡県熱海市在住の人気ガーデナー・水谷昭美さん。定期誌『毎日が発見』の連載「暮らしの晴れ間」から、季節を感じ、日々の暮らしをゆったりと楽しむ水谷さんの暮らしをご紹介します。今回は、「秋の実りの、収穫リース」をお届けします。

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輪の形をした吸水性スポンジに花材を挿して作りました。緑、黄色、オレンジ、紫、そし
て黒...。秋の野山の色はとてもにぎやかです。

春から夏に花を咲かせた植物が実りの季節を迎えました。

大きいの、小さいの...。

庭や近所の野山を歩いて実ものを集めたら、色とりどりでとってもきれいです。

そこで、リースを手作り。

外壁に飾って、道行く人にも収穫の秋の気分をおすそ分けしました。

空をゆく小鳥たちも実を目当てに飛んでくるといいな。

梛(なぎ)
神社などでよく見かける木。読みが同じ凪という字から、海の安全を祈願するご神木としても。収穫の秋の気分をおすそ分け! 秋の実りの、手作り収穫リース/暮らしの晴れ間 2110_P004_02_W500.jpg

青葛藤(あおつづらふじ)
光沢ある黒い実。名前の「青」は枝が緑色であることが由来。有毒なので食べられません。

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稲穂
子孫繁栄を象徴するとされる縁起のいい稲穂。収穫リースにぴったりの素材です。

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明日葉
生命力が旺盛で「今日摘んでも明日には芽を出す」というのが名前の由来。写真は花の後に付いた種。

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紫式部
秋の野山の中で実ると、ひときわその美しい紫色が際立ちます。日本原産の植物です。

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山独活(やまうど)
春に芽吹きたての新芽を天ぷらなどにしていただく山独活。秋から初冬は黒い実を楽しみます。

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庭の木になった実を枝ごと手折りました。色付き始めたばかりの、まだ淡いオレンジ色が秋ならでは。

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数珠玉(じゅずだま)
川辺などに育つ植物で、実の光沢がその名を表しています。かつてはお手玉の中に入れて使われました。

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暑くもなく、寒くもなく、過ごしやすい10月。野鳥も庭を元気に飛びまわります。

10月の定番ランチ】栗のクリームパスタ

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今日のパスタの主役は熟れた栗。

生クリームを少し足して、まったりとしたそのやさしい甘さを引き立てます。

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1)栗はゆでて皮(渋皮も)をむき、食べやすい大きさに切る。

2)鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩を加えてパスタを固めにゆでる。

3)フライパンにオリーブ油を熱し、種を取った鷹の爪を炒める。続けて2 と、軽くゆでて水気を絞り、食べやすい長さに切ったほうれんそうを加え、塩で味を調える。

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4 最後に、麺がしっとりする程度に生クリームを入れてあえ、栗を加える。

取材・文/飯田充代 撮影/斎藤大地

 

水谷昭美(みずたに・あきみ)さん

1951年、愛知県生まれ、静岡県熱海市在住。幼い頃からお小遣いを全て花代に使ったという生粋のガーデナー。著書に『小さな庭に四季をつくる』(主婦と生活社)ほかがある。

この記事は『毎日が発見』2021年10月号に掲載の情報です。

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