血行を促進し、体を温めてくれる「しょうが」は、冷え性改善に嬉しい食材として積極的に取り入れたいもの。ほかにも強い抗菌力、消化・吸収能力を高める、アンチエイジング、コレステロールの調整などしょうがの健康パワーはたくさんあります。今回は管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんに「しょうがレモン酢と活用レシピ」を教えていただきました。
電子レンジですぐできる!
しょうがレモン酢の作り方
レモンと酢で作るレモン酢は、生活習慣病対策に効果が高い果実酢です。
レモンは動脈硬化や高血圧、高コレステロールを予防する働きが期待できます。
さらにしょうがを加えたしょうがレモン酢は、血行促進や胃腸を整える効果がより高くなります。
体調管理に常備しておくと料理にも活用範囲が広く、おいしく健康に導きます。
保存期間
直射日光の当たらない場所で常温で約1年間保存可能。冷蔵してもOK。
材料(450ml瓶1本分)
レモン...1個
しょうが...30g
氷砂糖...100g
酢...200ml
《ワンポイント》
砂糖は黒砂糖や上白糖、きび砂糖などでもよい。その場合は沈殿しやすいので、こまめにかき混ぜる。酢は玄米酢、黒酢、りんご酢、ワインビネガーなど好みの酢でもよい。
作り方
① レモンはお湯をかけながら表面をたわしでゴシゴシ洗い、ペーパータオルで水分を完全に拭き取る。
② しょうがはよく洗ったら、皮付きのままペーパータオルで水分を完全に拭き取り、5mm幅の薄切りにする。レモンは1cm幅の輪切りにする。
③ 瓶に氷砂糖を入れ、②を加え、酢を注ぐ。
④ ふたはしないで電子レンジで加熱する。600Wなら30秒、750Wなら25秒、500Wなら40秒程度加熱する。この時点では、氷砂糖が完全に溶けていなくてもOK。
⑤ ラップを表面に直にかぶせ、レモンとしょうがを酢の中に沈め、ふたをして、常温で12時間おいたらできあがり。
そのままドリンクにもおすすめです
しょうがレモン酢適量を炭酸水で割ると、ジンジャーエールのように楽しめます。
水やお湯で割ったり紅茶に加えたりしてもおいしいです。
取材・文/石井美佐 撮影/スタジオCOM(中野正景・江口 拓)