50歳からは「ファンデは引く」「チークは足す」すぐに清潔感が出る8つのメイクポイント

気づいたら、顔がずいぶん老けていた――年齢を重ねると、ふと感じることがありますよね。たしかに加齢は原因の一つですが、もしかしたら「間違ったメイク」によって「顔の老け」を強調しているだけかもしれません。そこで、5万人以上もの女性のメイクを変えてきた浅香純子さんの著書『50歳からは塗りすぎをやめると美しくなる~銀座、予約の取れない大人のメイク教室』(大和書房)から、10歳は若返る「自分でできる清潔感メイク術」のヒントをお届けします。

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顔は変えずに見た目を変える

毎朝、メイク前に鏡を見て、目の下にクマを見つけても、「ここのところ寝不足が続いてたから」と思い込み、まぶたが腫れぼったくなっていても、「昨日飲みすぎちゃったかな?」。こんな言い訳していた人にとっては、若い頃には一過性だったそのクマや腫れぼったさが、今や顔の一部になっている、ということは受け入れがたいことかもしれません。

年齢とともに顔もそれなりに衰えているということ。そして、メイク法も変えなければいけません。

でも、もっと気楽に考えてください。今までのメイクを変えると言っても、何から何まで変えるわけではありません。今までのメイクをベースにして、ちょっとだけ発想を変えて、自分の顔と向き合うだけ。それだけで見た目を簡単に変えることができるんです。

面を引いて、線を足す

教室にいらっしゃる生徒さんのメイクを見ていると、大人のメイクの問題点が見えてきます。それが、

●面を塗りすぎている
●目力が足りない

この2つ。

逆に、ここを修整するだけで、すぐに顔は変わります。試しに、今のメイクに足したり引いたりして、自分の顔がどう変わるかを見てみてください。

●化粧下地は今より足す
●ファンデーションは今より引く
●眉はきちっと描いた方がいいから足す
●アイラインとマスカラは足す
●アイシャドウは引く
●チークは足す
●口紅は引く
●ハイライトは足す

どうでしょう。とくにファンデーションを薄くして、アイラインとマスカラをしっかり入れることで、顔の印象が劇的に変わったと思います。

だから、50歳からのメイクは、「面を引いて、線を足す」これを基本として、自分の顔に合わせてバランスをとるだけ。そう考えると、すごく簡単な気がしませんか?

そう、大人のメイクは顔の変化の理屈さえ分かれば、対処はそれほど難しいことではないんです。

簡単なのにきれいになる。これが清潔感メイクの魅力です。

プチ整形の誘惑

ここ数年で、安価で簡単にシミなどが取れるプチ整形を利用する人が増えてきました。鏡を見るたびにストレスになっていた顔の悩みを簡単に消せるのですから、大人世代には魅力ですよね。

実は今年、私も目の下にあったイボをプチ整形で取りました。わりと目立つところにあって、毎朝、コンシーラーを塗って、どうのこうのって格闘していたので、朝のストレスがなくなって、気持ちがすごく楽になりました。

でも、イボがなくなった途端に、それまで気にならなかった他のシミが、次々と気になり始めました。結局、私はこの1回きりでやめましたが、しばらくの間、鏡を見るたびに次々といろんなところが気になってしかたがなかった覚えがあります。

最初は毎朝のストレスを取り除くことが目的だったのに、それがなくなったら、満足するどころか他のストレスを探すなんて、おかしな話ですよね。でも、それが女性というものかもしれません。一瞬できれいになれる方法を知ってしまったのですから、「もっときれいになりたい」と思うのはしかたがないこと。

だからこそ、「これを取ったら終わり」と決めてから利用した方がいいと思います。とくに大人は気になりだしたら止まらない「シミ」がたくさんあるし、それを全部取ったらまた他のところが気になり出す、イタチごっこになってしまうから。

アートメイクは時代遅れの不安が

教室の生徒さんで多いのは、眉やアイラインなどのアートメイクを入れている方。時短メイクできれいな眉や、くっきりした目がキープできるのが魅力で、スイミングをするから、入院した時のためになど、さまざまな理由で人気があるようです。

たしかに毎日のメイクは楽になりますが、1度入れると10年くらいもつものもあるので、色や形が古くなってしまうのが難点。じっくり相談にのってくれて、デザインに定評のあるサロンを選ぶとか、自分でアップデートしやすいデザインや色にしてもらうなど、入れる前に色々と考えた方がいいかな、と思います。

その点、メイクには失敗がありません。ちょっとインパクトがないと思ったら足せばいいし、やりすぎたと思ったら落とせばいいんですから。よけいなシミやクマはコンシーラーで消せるし、少し多めにチークをつければ、健康的な顔色になります。

清潔感メイクは、老けた顔をすっきりさせ、清潔感のある顔につくりあげるメイク法です。このメイクをきちんと理解して、適切に対処すれば、ある程度のトラブルはケアすることができます。

ずいぶん前、教室に眼瞼下垂の手術に失敗された方がいらしたことがありました。生活に支障はないけれど、ひと目でまぶたが垂れているのが分かる状態でした。でも、もう一度手術をするのが怖いから、メイクでどうにかなりませんかと。

それで、目まわりのメイクを重点的にレッスンして、つけまつ毛のつけ方を教えたら、気になっていたまぶたが持ち上がって、とても喜んで帰って行かれました。メイクで根本治療はできませんが、彼女の辛い気持ちを軽くすることはできたと思います。

年齢を重ねて老けるのは、顔だけではありません。髪も体も同じように老けています。だから、顔の一部分の老けを取り去っても、その人のイメージはあまり変わりません。それより、シミやシワすらもきれいと感じさせるような、充実した時間が過ごせるようになる方が、その人の自信になるのではないでしょうか。

50歳から楽しくなるメイク術『50歳からは塗りすぎをやめると美しくなる』記事リストはこちら!

064-syoei-50saikara.jpgアイライン、眉毛、チーク、口紅などパーツごとの清潔感メイク術から、日々のお手入れ方法まで、予約の取れない大人のメイク教室のメソッドが網羅されています

 

浅香純子(あさか・じゅんこ)

1955年生まれ。早稲田大学法学部卒。Say若創り学教室主宰。長年、大手化粧品会社でブランドマーケティングを担当。メイクアップアーティストブランド「RMK」、大人の女性のためのコスメティックブランド「SUQQU」「CHICCA」を立ち上げる。2012年10月に中高年向けのスキンケア&メイクを学ぶための「若創り学教室」を東京、銀座にオープン。

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『50歳からは塗りすぎをやめると美しくなる~銀座、予約の取れない大人のメイク教室』

(浅香純子/大和書房)

NHK「助けて! きわめびと」出演で大反響! 大手化粧品会社に30年以上務め、女性の願望と現実を見つめてきた著者がたどり着いた答えは、「清潔感」の反対が「老け」ということ。5万人が「自分の顔が好きになった!」メイクメソッドをもとにした本書は、50代以上の全ての女性に贈りたい「読む美容液」。若かったころに抱いていた鏡の前での楽しい時間、もう一度味わってみませんか?

※この記事は『50歳からは塗りすぎをやめると美しくなる~銀座、予約の取れない大人のメイク教室』(浅香純子/大和書房)からの抜粋です。
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