冷蔵庫は隙間時間で片づけることができる小掃除に最適な場所。「パッと見てなにがあるかわかる」「使いたいものがすぐに取り出せる」という冷蔵庫を目指して、食品の置き方や並べ方をちょっとだけ変えてみませんか? そこで、シンプルに暮らす方法を綴ったブログが多くの人に支持されている原田さよさんに、冷蔵庫の「ドアポケット」の整理アイデアについてお聞きしました。
アイデア1 卵はパックごと入れる
冷蔵室には卵を一つずつ入れる「卵ポケット」が設置されていますが、移し替えずにパックごと置いてもうまく収納できます。しかも、使い勝手になんら問題なし! なるべく手間を減らすことも、冷蔵庫整理にかかせない工夫の一つです。
パックごとケースに入れて卵ポケット内でグラグラする場合は、フタは切り取って下に重ねましょう。厚みが出て安定します。ドアの開閉もスムーズです。
アイデア2 チューブ入り調味料は逆さにしてコップに立てる
マヨネーズやケチャップはコップに逆さに立てて保存します。逆さにしておくことで、量が減ったときに出にくくなる問題も解決! ポイントは一つのコップに一つだけ入れることです。こうすることで限られたスペース内に収まる調味料を厳選し、あれこれ買い足すのを防げます。
「以前は調味料ポケットに汚れ防止シートを敷いていましたが、いまは汚れたらコップだけ洗えばいいのでラクです」と原田さん。
原田さんの場合
筒状になっている容器であればOK。「子どもが小さい頃使っていた思い出のコップも使っています」
アイデア4 思い切って「ドアポケットの棚」を取り外す
原田さんは写真の「ドアポケットの棚」を思い切って処分。これがあることで、ドレッシングなどの背の高い調味料が入らなくなっていたのだとか。「冷蔵庫に設置されているからといって、そのまま使わなくてもいいんです」
原田さんは、冷蔵庫上部のドアポケットを取り外して活用
アイデア5 食品に添付されているしょうゆやからしは『ためない』
小袋調味料をため込んでいませんか。日々の調理で効率よく使い切ることができなければ1カ月をめどに捨ててしまいましょう。
整理をラクにする意味では、思い切ってその場で捨てるのも手です。
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深さと幅があるメイクボックスタイプ
深さと同時に横幅もあるので、イモ類や葉物野菜など、野菜の保存にもおすすめ。「無印良品のメイクボックス(化粧用品入れ)もおすすめです」
深さのあるタイプ
野菜室や冷凍室などで活躍。高さのある野菜を入れたり、冷凍食品を立てて並べて入れたりするときにも「深さ」が役立ちます。
奥行きをフルに生かせる浅い縦長タイプ
縦に長いので、デッドスペースになりがちな冷蔵庫の奥までフル活用。使うときはケースを引き出せば簡単に取り出せます。
※サイズはこれぐらいあると便利、という目安です。
取材・文/峰岸美帆 イラスト/本山浩子