最近、同年代の友人より老けてきた...そう感じるなら、立ち上がるときかも。「生活習慣を改善すれば見た目は誰でも若返る」と提唱する美容サロン代表・八藤浩志さんの著書『あの人はどうして「若く見える」のか』(ワニブックス)から、八藤さんが開発した外見の若さを保つ「HMdメソッド」のエッセンスを連載形式でお届けします。
1週間、まずは口に入れたものすべてを写真に撮ってみる
メイク、ヘアスタイル、ファッション......
若返りのために見た目でできることはたくさんありますが、それだけでは体力面で心もとないですよね。
そう、体自体が健康でうまく循環していなければ真の若さは手に入りません。
その根本にあるのが食生活。
ただし、だからといって、「○○がいいと聞いたから積極的に摂るようにしよう」「炭水化物を抜いてダイエットしよう」など、何かひとつの方法に飛びつくのは考えもの。
その方法があなたの体や生活に本当に合っているかどうかはわからないからです。
そこでまずは1週間、口に入れたものをすべて写真に撮ってみましょう。
食事だけでなく、仕事中に口にしたチョコレートやスナックなどの間食、出先の自販機で買った飲み物、会食で飲んだお酒、おつまみもすべてです。
スマホの写真アプリで、一覧で見られるようにするとよいでしょう。
そして自分は、何を、どんな風に、いつ、食べたり飲んだりしているか、客観的に見てみてください。
そうして初めて、自分に足りないもの、多すぎるもの、食べたり飲んだりする回数、時間といった「私の食べ方」に気づきが得られるのです。
HMdに来られるクライアントさんにはこれを4ヶ月間やってもらいますが、最初の1ヶ月が経って振り返ると「甘いものは控えているつもりだったけど、チョコ1、2粒は毎日食べていた」「ほとんど炭水化物ばかりだった」など、それぞれに気づきが発見できます。
その上で栄養についての知識をお伝えすると、「お酒は週2回にしてみよう」とか「食物繊維を増やそう」など、自分でやるべきことが発見できるのです。
ちなみに、女性は体脂肪率が18~28%、男性は10~20%が理想値。
その範囲外の方は何かひとつ自分に必要な目標を作って実行しましょう。
コツは、ハードルをできるだけ低くすること。
それでも1ヶ月続ければ変化が実感できます。
体が変わると、次の目標へのやる気が自然にわいてきます。
あなたは、何を目標にしますか?
一番大切なのは「何を食べるか」以上に、「いつ食べるか」
食事法というと、「何を食べ、何をやめるか」ということに頭がいきがちですが、実はそれ以上に大切なのが「いつ食べるか」。
HMdでもっとも重視しているのがこの「八藤式8時間食事法」で、代表の八藤が若く見える最大の理由がこれです。
難しいことは何もなし。
1日で何かを口にする時間を、昼の12時から夜の8時の間に収めればよいだけ。
メインの食事を1日3食から2食にするイメージですね。
この8時間の間なら、間食や炭水化物、油物も(量と質に多少気を配りつつ)OKです。
人の体は、1日24時間周期の代謝のリズムを持っています。
それに合わせ、1日を朝昼夜の3つに分けて、各時間帯で得意とする代謝が十分に行われるようにする、これが八藤式8時間食事法の考え方です。
具体的には、朝(4:00~12:00)は「排泄と代謝」、昼(12:00~20:00)は「食事」、夜(20:00~4:00)は「吸収」が行われる時間帯。
朝食や夜中のラーメンを食べるとこのリズムが狂い、内臓に負担がかかるのでなるべく避ける、というわけです。
ただ、どうしても夜中に何か口に入れたいときもありますよね。
ですから、1週間のうち「5勝2敗で勝ち越し」くらいの気持ちで取り組むといいでしょう。
負けた日は、次の日の食事でリカバリー。
これが習慣になると、体が必ず変わってきます。
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