50歳からのおしゃれ術「ローブで縦長シルエットを手に入れる」

「去年まで着ていた服がしっくりこない」「重い洋服を着たくなくなった」...。そんな悩みを抱えている方はいませんか? 実は2019年に50歳を迎えた人気雑貨店オーナーの後藤由紀子さんも、40歳からの10年ほどは「おしゃれの壁にぶち当たっていた」そうなんです。加齢による体型や体調の変化に合わせて「おしゃれ」をどのように楽しむといいのかを、連載形式でお届けします。

※この記事は『50歳からのおしゃれを探して』(後藤由紀子/KADOKAWA)からの抜粋です。

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大人こそローブで縦長シルエットを手に入れて

私にしては珍しいデニムのパンツ。これは「Johnbull」のもので、コットン生地の質感のよさと、ゆとりのあるシルエットが、太めな下半身をカバーできるかも?と購入しました。

薄いグレーのローブはスタイリスト・小暮美奈子さんが手がけるブランドのもの。シルクなので透け感もあり、とにかく軽くて温かい。高級感のある贅沢な一着です。

ちなみに、ここ数年、シルクの光沢感が大人の肌を華やかに見せてくれると感じて、注目しています。シルク100%にこだわらず、麻混や綿混のものも気軽に扱えておすすめです。

ローブやロングカーディガンは、私のように小柄な人だと着こなすのは難しく感じられるかもしれませんが、中に着るトップスをウエストジャストの丈のものにしてコンパクトにすれば大丈夫。これなら、ボトムスがロングスカートやワイドパンツでもお腹まわりにボリュームが出ず、ローブやロングカーディガンで縦長のシルエットが強調されますから、全身スラリと見えます。

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トップスのカットソーはウエスト部分にサテンの切り替えがあって、色も白とハイライト効果があり、重ね着する場合に最適な一着。カットソーは若い人向けのものが多く、胴まわりや丈が合うものがなかなかないので、いいものに出会えたら買うようにしています。

靴とバッグはどちらもモノトーンですが、白黒のコンビ靴だったりフリンジがついていたりと、少し、クセ』があるのが好きです。

カットソー:Le pivot デニムパンツ:Johnbull ローブ:-M- medium バッグ:KO  靴:CHURCH'S

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50歳からのおしゃれ術「ローブで縦長シルエットを手に入れる」 41nohinBE0L._SX350_BO1,204,203,200_.jpgオシャレの先輩10人へのインタビューを始め、コーディネートの提案など「年齢に合わせたおしゃれの具体的なヒント」が美しい写真と共に紹介されています

 

 

後藤由紀子(ごとう・ゆきこ)

静岡・沼津で器と雑貨の店「hal」を営む。暮らしの中で自分が心から「いい」と思ったもののみを店に並べる。二人の子供は、大学生と短大生となり、子育てもひと段落。暮らしの工夫や気づきを綴った飾らないエッセイも好評。『後藤さん、今日はどちらへ? 地元な暮らし』(大和出版)など著書多数。

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『50歳からのおしゃれを探して』

(後藤由紀子/KADOKAWA)

人気雑貨店「hal」オーナーで、50歳を迎えた後藤由紀子さんが「年齢を重ねることで生まれるおしゃれの問題点」を丁寧に探り、綴った話題の一冊。50歳オーバーの「素敵なおしゃれの先輩たち」10人に聞いた「おしゃれ迷走期の乗り越え方」や、後藤さんがこの10年で気づいた「年齢によりそうおしゃれ」のポイントは必読です!

この記事は書籍『50歳からのおしゃれを探して』からの抜粋です

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