静岡県熱海市在住の人気ガーデナー・水谷昭美さん。定期誌『毎日が発見』の連載「暮らしの晴れ間」から、季節を感じ、日々の暮らしをゆったりと楽しむ水谷さんの暮らしをご紹介します。今回は、「初夏を感じるフルーツの香り」をお届けします。
部屋で香りを数日楽しんだ後、皮が乾いたら、お風呂で再利用。バスタブに入れ、その上から湯をためて、柚子湯ならぬレモン湯につかります。
庭に大きなレモンが実りました。
さわやかで、目を細めたくなるほど酸っぱくてほんの少しほろ苦くもあるその香りを胸いっぱい感じたい。
皮をむいてベッドサイドにつるしたのはシンプルなそんな思いからです。
朝、窓を開けると香りが春風にのってふわりと広がり、深呼吸したくなります。
ああ、初夏が来た！と思えるのです。
かごに入れた甘夏の皮。玄関先に置き、その香りでお客様を迎えます。
庭のラベンダーは甘い香り。やはり初夏の象徴です。
レモン、はっさく、甘夏...。部屋にころんところがしておくだけでも絵になる大好きな柑橘。
5月の定番サラダ：キウイの大根おろしあえ
熟したキウイを冷蔵庫で冷やし、イチョウ切りにして、大根おろしとあえるだけ。うす口しょうゆをほんの少し垂らしていただきます。
寝室に香るレモンは手作りアロマ。気持ちも空気もきれいになる気がします。
白いワタ部分はカビが生えやすいので、皮は薄くむきます。
取材･文／飯田充代 撮影／斎藤大地
