今がおいしいレタス、生食だけではもったいない!料理研究家の村上祥子さん考案「レタスチャーハン」レシピ

年間を通して栽培されているレタスですが、最もおいしいのは6~10月頃に店頭に並ぶ、秋夏レタスです。たくさんの種類が並びますが、どれも生でサラダとして食べるだけではもったいない! 火を通してカサを減らし、たっぷりと味わってください。

この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年8月号に掲載の情報です。

【前回】レタスを大量消費! 料理研究家・村上祥子さんに教わる「旬のレタスで作る副菜の副菜レシピ」

種類による栄養価の違いは?

基本的な栄養成分は、どの種類もさほど変わりません。種類による多少の有効成分の違いを見極めるコツは「色」を参考にすること。

例えば、少し黒ずんだ緑色のサラダ菜には鉄が含まれ、葉先が紫色のサニーレタスはアントシアニンを含有するという具合です。

同じ種類でも、緑色が濃ければβ‐カロテンが多くなります。

選ぶときの目安にしてください。

生だけではもったいない

生のままサラダとして食べるイメージが強いレタスですが、加熱調理しても美味。

加熱するとカサがグンと減るので食物繊維もたくさん摂ることができ、高齢の方でパリパリと食べにくい場合などもおすすめです。

また、油脂と調理すれば、β‐カロテンやカルシウムの吸収率は格段にアップします。

サラダにドレッシングは理にかなった食べ方です。

今がおいしいレタス、生食だけではもったいない!料理研究家の村上祥子さん考案「レタスチャーハン」レシピ 2308_P043_09.jpg

主食にもレタスをプラス

レタスのピリ辛チャーハン

1人分368kcal/塩分0.8g

今がおいしいレタス、生食だけではもったいない!料理研究家の村上祥子さん考案「レタスチャーハン」レシピ 2308_P042_01.jpg

材料(2人分)
レタス(1cm幅×4cm長さの短冊切り)...1/4個(100g)
チャーシュー...50g
長ねぎ(白いところ)...1本
冷たいご飯...茶わん2杯分
ごま油...大さじ1
(A)塩・こしょう...各少々
(A)カレー粉・ラー油...各小さじ1
こしょう...少々

作り方
(1)耐熱ボウルにご飯とごま油、(A)を加えて混ぜ、ふんわりとラップをし、電子レンジ600Wで2分加熱する。取り出して全体を混ぜる。
(2)(1)に共に1cm角に切ったねぎとチャーシューをのせ、ラップを戻して電子レンジ600Wで2分加熱する。取り出してレタスをのせ、全体に混ぜる。ラップを戻し、さらに電子レンジで1分加熱する。
(3)取り出して全体を混ぜ、器に盛り、こしょうを振る。

おいしさのコツ
冷たいご飯で作るときのチャーハンは調味料をかけて軽めにチン。取り出して具材をのせて、もう一度チン。油の使用量が少なく、軽い仕上がりに。

 

<教えてくれた人>

管理栄養士 料理研究家
村上祥子(むらかみ・さちこ)さん

福岡県生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。栄養指導講座担当。同大学内「村上祥子料理研究資料文庫」では50万点の資料が一般公開されている。

毎日が発見バナー_300×240_02_0810.jpg

2415879_o.jpg

【月刊誌「毎日が発見」2023年8月号(2023年7月28日発行)の内容は?】

  • 血管、骨、筋肉と脳が元気になる!

    鎌田實式 ズボラ体操

  • 認知症、物忘れを防ぐ

    がんばらない 新「脳活習慣」

  • 疲労、冷え、食欲不振 夏の不調に効く

    「フルーツ酢」を作りましょう

  • 村上祥子さんの健康レシピ

    レタス丸ごと使い切り

  • 動きづらさにどう対処する?

    パーキンソン病の予防法と治療法

この記事に関連する「暮らし」のキーワード

PAGE TOP