栄養たっぷりの「納豆」を主食としてしっかり! 「納豆チャーハン」と「納豆スパゲッティ」

納豆は蒸し煮大豆に納豆菌または麹菌をかけ、発酵作用によって熟成させた食品です。大豆のたんぱく質が発酵により、とても消化しやすい形になります。昔から日本の食卓で親しまれてきた、低カロリー高たんぱくのすぐれた健康食品、日本が誇る発酵食です。今回は、管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんに、「主食の納豆レシピ」を教えてもらいました。

【前回】必須アミノ酸を多く含み、抗酸化作用も! 揚げてもおいしい「納豆かき揚げ」と「納豆春巻き」

《主食》

納豆チャーハン

栄養たっぷりの「納豆」を主食としてしっかり! 「納豆チャーハン」と「納豆スパゲッティ」 2203_P043_01.jpg

1人分386kcal/塩分1.0g

材料(2人分)
納豆...2パック(90g)
添付のタレ...2パック
温かいご飯...300g
わけぎの小口切り...50g
赤とうがらし(半分にして種を除く)...1本
ごま油...大さじ1
しょうゆ...小さじ2

作り方
(1)納豆はタレを加えて混ぜる。

(2)フライパンに赤とうがらしとごま油を入れて中火で熱し、香りが立ってきたら納豆を加え、こんがりするまで炒める。

(3)ご飯を加え、強火にして炒める。全体がパラリとしてきたらわけぎを加え、鍋肌か
らしょうゆを回し入れて風味をつけ、火を止める。

納豆スパゲッティ

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1人分405kcal/塩分0.7g

材料(2人分)
納豆...2パック(90g)
添付のタレ...2パック
スパゲッティ(乾麺)...150g
ピーマン(種を取って細切り)...2個分
オリーブ油...大さじ1
にんにくの薄切り...1片分
赤とうがらしのみじん切り...小さじ1
粗びき黒こしょう...少々

作り方
(1)スパゲッティは熱湯1.5Lに塩小さじ1(いずれも分量外)を加え、表示時間に合わせ
てゆでる。ゆであがる1分前にピーマンも加えて一緒に火を通す。

(2)フライパンにオリーブ油とにんにく、赤とうがらしを入れ、弱火にかける。にんにくがきつね色になったら取り出す。

(3)納豆にタレを加えて混ぜ、(2)に加えて強火で炒め、湯をきった(1)を加えて混ぜ、火を止める。皿に盛り、こしょうを振る。

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取材・文/石井美佐 撮影/スタジオCOM(中野正景)

 

<教えてくれた人>

管理栄養士 料理研究家
村上祥子(むらかみ・さちこ)さん

福岡県生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。同大学内「村上祥子料理研究資料文庫」では50万点の資料が一般公開されている。

この記事は『毎日が発見』2022年3月号に掲載の情報です。

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