日本酒を醸造する過程でアルコール発酵したもろみを圧搾しますが、その際に出る副産物が酒かすです。いわば搾りかすですが、じつは酒かすは栄養が豊富で、調味料としても大活躍! 管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんに、そのままディップとして食べてもおいしく、塩と砂糖が控えめで料理の幅が広がる「酒かすディップ」の作り方について教えてもらいました。
加えるだけでうま味と風味がアップ!「酒かすディップ」
大さじ1あたり19kcal/塩分0.4g
冷蔵で1カ月、冷凍で2カ月保存可能
材料(作りやすい分量/できあがり大さじ14)
酒かす...100g
水...大さじ4
塩...小さじ1
砂糖...大さじ1
作り方
①酒かすを小さめに手でちぎって耐熱ボウルに入れ、水を加える。
②ふんわりとラップをし、電子レンジ600Wで2分加熱する。
③取り出して泡立て器でよく混ぜ、滑らかにする。
④滑らかになったら塩、砂糖を加えてさらに混ぜる。
<Point>そのまま食べてもおいしい!
野菜やパンに、そのままつけて食べるとおいしいです。
また、いろいろな料理に調味料として加えて使うのもおすすめ。
取材・文/石井美佐 撮影/中野正景