うま味と風味が最高!パンや野菜が引き立つ「酒かすディップ」のススメ

日本酒を醸造する過程でアルコール発酵したもろみを圧搾しますが、その際に出る副産物が酒かすです。いわば搾りかすですが、じつは酒かすは栄養が豊富で、調味料としても大活躍! 管理栄養士で料理研究家の村上祥子さんに、そのままディップとして食べてもおいしく、塩と砂糖が控えめで料理の幅が広がる「酒かすディップ」の作り方について教えてもらいました。

加えるだけでうま味と風味がアップ!「酒かすディップ」

大さじ1あたり19kcal/塩分0.4g
冷蔵で1カ月、冷凍で2カ月保存可能

うま味と風味が最高!パンや野菜が引き立つ「酒かすディップ」のススメ 1911p040_01.jpg

材料(作りやすい分量/できあがり大さじ14)

うま味と風味が最高!パンや野菜が引き立つ「酒かすディップ」のススメ 1911p040_02.jpg

酒かす...100g
水...大さじ4
塩...小さじ1
砂糖...大さじ1

作り方

①酒かすを小さめに手でちぎって耐熱ボウルに入れ、水を加える。

うま味と風味が最高!パンや野菜が引き立つ「酒かすディップ」のススメ 1911p040_03.jpg
②ふんわりとラップをし、電子レンジ600Wで2分加熱する。

うま味と風味が最高!パンや野菜が引き立つ「酒かすディップ」のススメ 1911p040_04.jpg

③取り出して泡立て器でよく混ぜ、滑らかにする。

うま味と風味が最高!パンや野菜が引き立つ「酒かすディップ」のススメ 1911p040_05.jpg
④滑らかになったら塩、砂糖を加えてさらに混ぜる。

うま味と風味が最高!パンや野菜が引き立つ「酒かすディップ」のススメ 1911p040_06.jpg

<Point>そのまま食べてもおいしい!

うま味と風味が最高!パンや野菜が引き立つ「酒かすディップ」のススメ 1911p040_07.jpg野菜やパンに、そのままつけて食べるとおいしいです。

また、いろいろな料理に調味料として加えて使うのもおすすめ。

取材・文/石井美佐 撮影/中野正景

糖尿病予防やアレルギーの緩和に!『酒かす活用法』その他の記事はこちら

 

<教えてくれた人>

村上祥子(むらかみ・さちこ)さん

管理栄養士、料理研究家。福岡県生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。同大学内「村上祥子料理研究資料文庫」では50万点の資料が一般公開されている。これまでの著書は345冊、計740万部。

■村上祥子さんの「さば缶+魚缶」レシピが一冊に!

shoei.jpg

「村上祥子さんのずっと健康でいたいから さば缶+魚缶大活用おかず」(『毎日が発見』健康ブック Kindle版)

定期誌『毎日が発見』の人気特集が1冊の電子ブックになって登場!第一線で活躍し続ける料理研究家・村上祥子さんが、人気のさば缶を使ったレシピを考案。「さば缶ときのこの甘酢煮」「さばともやしのスープ」「にらさば」「さばピーマン」など、さば缶と身近な野菜・食材だけで、短時間で作れる簡単なメニューが満載です。認知症予防に働くDHA、血液サラサラ効果のEPA、筋肉の合成を促す必須アミノ酸であるロイシンなどが豊富に含まれるさば缶を、管理栄養士でもある村上さんのレシピでぜひ使いこなしてください♪

空飛ぶ料理研究家 村上祥子のホームページ

この記事は『毎日が発見』2019年11月号に掲載の情報です。

この記事に関連する「暮らし」のキーワード

PAGE TOP