手軽な飲み物でやせやすい体に。「代謝アップ」ホットドリンク3選

風邪、乾燥、不眠、代謝の低下などに悩まされるこの季節。体調維持に役立てたいのが、効能たっぷりのホットドリンクです。体をうるおし、胃腸を温めながら心身をケアしましょう。今回は国際中医薬膳師でもある料理家の井澤由美子さんに代謝を上げてやせやすい体を目指すホットドリンクの作り方」を教えていただきました。

特に積極的に摂取したいのは、腸内環境をととのえる食物繊維。発汗作用を高めるしょうがもおすすめです。

手軽な飲み物でやせやすい体に。「代謝アップ」ホットドリンク3選 2101_P024_01.jpg上から

レモンは皮ごと煮出します
「かぶのレモンしょうが湯」

1人分40kcal/塩分0.0g

レモンの皮には、脂肪吸収を抑えるポリフェノールが含まれています。かぶは皮ごとおろすと食物繊維がアップ。

【これが効く!】
・しょうが
・レモン
・かぶ

材料(1人分)
レモンの輪切り...3枚
小かぶ...小1個
(A)水...1カップ
(A)しょうがの薄切り...4枚
(A)はちみつ...小さじ1~2

作り方
① かぶは皮ごとすりおろし(大さじ1程度)、残りは好みで薄切りにする。

② 小鍋に①、レモン、Aを入れて温める。

食物繊維たっぷりでやさしい味わい
「おさつミルクのしょうが風味」

1人分216kcal/塩分0.6g

さつまいもの食物繊維、牛乳の乳糖、しょうがの発汗作用と、3つの働きで腸内環境をととのえ、代謝を上げます。

【これが効く!】
・しょうが
・牛乳
・さつまいも

材料(1人分)
さつまいも...50g
牛乳...1カップ
(A)しょうがのすりおろし...大さじ1
(A)粗塩...ひとつまみ

作り方
① さつまいもは濡らしたペーパータオルに包み、ラップをかけて電子レンジ500Wで6~7分加熱する。皮ごと2cmくらいの角切りにする。

② 小鍋に①、牛乳大さじ3を入れてフォークでさつまいもをつぶし、残りの牛乳、Aを加えて温める。耐熱カップに注ぎ、好みでシナモンパウダー少々(分量外)をふる。

りんごをごろっと入れて朝食代わりにも
「アップルグリーンティー」

1人分37kcal/塩分0.0g

りんごの食物繊維のペクチンは加熱で増えるので、皮ごと温めるのがポイント。緑茶はウーロン茶に替えてもOK。

【これが効く!】
・りんご

材料(作りやすい分量・約2人分)
りんご...1/4個
緑茶...1 1/2カップ
ゆず...1/4個
きび砂糖( または砂糖)...大さじ1

作り方
① りんごは皮ごとくし形に切る。ゆずは果汁を搾り、皮は少々すりおろす。

② 小鍋にりんご、緑茶、きび砂糖を入れて火にかけ、2~3分煮る。

③ 耐熱カップに②を注いでゆず果汁を加え、ゆずの皮を散らす。

【まとめ読み】特集「冬の体をととのえる手作りホットドリンク14」記事リスト

取材・文/坂本典子、佐藤由香(シェルト* ゴ) 撮影/公文美和

 

<教えてくれた人>
料理家・調理師
井澤由美子(いざわ・ゆみこ)さん
季節の素材とその特性を生かしたシンプルでおいしい料理が人気。薬膳にも造詣が深く、発酵食品作りはライフワークとなっている。『体がよろこぶお漬け物』(誠文堂新光社)など著書多数。

この記事は『毎日が発見』2021年1月号に掲載の情報です。
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