風邪、乾燥、不眠、代謝の低下などに悩まされるこの季節。体調維持に役立てたいのが、効能たっぷりのホットドリンクです。体をうるおし、胃腸を温めながら心身をケアしましょう。今回は国際中医薬膳師でもある料理家の井澤由美子さんに「代謝を上げてやせやすい体を目指すホットドリンクの作り方」を教えていただきました。
特に積極的に摂取したいのは、腸内環境をととのえる食物繊維。発汗作用を高めるしょうがもおすすめです。
上から
レモンは皮ごと煮出します
「かぶのレモンしょうが湯」
1人分40kcal/塩分0.0g
レモンの皮には、脂肪吸収を抑えるポリフェノールが含まれています。かぶは皮ごとおろすと食物繊維がアップ。
【これが効く!】
・しょうが
・レモン
・かぶ
材料(1人分)
レモンの輪切り...3枚
小かぶ...小1個
(A)水...1カップ
(A)しょうがの薄切り...4枚
(A)はちみつ...小さじ1~2
作り方
① かぶは皮ごとすりおろし(大さじ1程度)、残りは好みで薄切りにする。
② 小鍋に①、レモン、Aを入れて温める。
食物繊維たっぷりでやさしい味わい
「おさつミルクのしょうが風味」
1人分216kcal/塩分0.6g
さつまいもの食物繊維、牛乳の乳糖、しょうがの発汗作用と、3つの働きで腸内環境をととのえ、代謝を上げます。
【これが効く!】
・しょうが
・牛乳
・さつまいも
材料(1人分)
さつまいも...50g
牛乳...1カップ
(A)しょうがのすりおろし...大さじ1
(A)粗塩...ひとつまみ
作り方
① さつまいもは濡らしたペーパータオルに包み、ラップをかけて電子レンジ500Wで6~7分加熱する。皮ごと2cmくらいの角切りにする。
② 小鍋に①、牛乳大さじ3を入れてフォークでさつまいもをつぶし、残りの牛乳、Aを加えて温める。耐熱カップに注ぎ、好みでシナモンパウダー少々(分量外)をふる。
りんごをごろっと入れて朝食代わりにも
「アップルグリーンティー」
1人分37kcal/塩分0.0g
りんごの食物繊維のペクチンは加熱で増えるので、皮ごと温めるのがポイント。緑茶はウーロン茶に替えてもOK。
【これが効く!】
・りんご
材料(作りやすい分量・約2人分)
りんご...1/4個
緑茶...1 1/2カップ
ゆず...1/4個
きび砂糖( または砂糖)...大さじ1
作り方
① りんごは皮ごとくし形に切る。ゆずは果汁を搾り、皮は少々すりおろす。
② 小鍋にりんご、緑茶、きび砂糖を入れて火にかけ、2~3分煮る。
③ 耐熱カップに②を注いでゆず果汁を加え、ゆずの皮を散らす。
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取材・文/坂本典子、佐藤由香(シェルト* ゴ) 撮影/公文美和