一昨日の献立、思い出せますか。92歳現役デザイナーが「ひとりごはん」を写真に撮り続ける理由

『92歳、好き放題で幸せづくし』 (粟辻早重 /KADOKAWA)第4回【全8回】

92歳になった現在も、デザイナーとして創作活動に忙しい日々を過ごす粟辻早重さん。彼女の著書『92歳、好き放題で幸せづくし』(KADOKAWA)は、大人世代がその先の人生を自分らしく彩るためのヒントが詰まった一冊です。驚くことに、粟辻さんが陶芸やギターに挑戦したのは90歳を過ぎてから。日課の縄跳びや散歩も、「健康を維持しなきゃ」という義務感からではなく、「自分が楽しいから」続けています。食事もまた、献立をスケッチして器を選ぶ時間を慈しむような、丁寧な暮らしを大切にする一方で、大好きなコーラやカップ麺も我慢しません。年齢という枠を軽やかに飛び越え、今この瞬間を味わい尽くすその姿は、私たちに「老い」への希望を届けてくれます。

※本記事は粟辻 早重  (著)による書籍『92歳、好き放題で幸せづくし』から一部抜粋・編集しました。

ひとりごはんは写真で栄養管理

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バランスよく食べられているか確認するためには、写真が便利です。

毎日ではありませんが、ひとりで食べる食事の写真を撮っておくことがあります。狙いは、健康管理です。

自分だけのために食事を作っていると、栄養バランスが気になることがあります。でも、「一昨日の夜、何を食べたかしら?」なんて、なかなか思い出せません。そんなとき、役に立ってくれるのが写真なんです。

撮ったものをときどき見返して、使う食材が偏っていないか、食べる量が少なすぎていないかなどをチェックします。「なかなかバランスよく食べられてるじゃない」と思えると、なんだか楽しくなるんです。

いちばん気をつけているのは、カルシウムやタンパク質をしっかりとること。不足気味かな?と思ったときは、おやつにチーズを食べるなどの工夫をしています。

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ほどよい大きさでカルシウム補給にもなる、最近お気に入りのおやつ。

最近、見直しているのが、スーパーのお惣菜です。私がよく買うのは、焼き魚。食べたいと思っても、生のお魚だと1切れ入りのパックはあまり見かけません。でも、焼いたものならひとり分で売られていることに気づいたんです。上手に焼かれているので少し温めるだけでおいしく食べられるし、焼いた後のグリルも洗わなくていいし......。

でも、出来合いのお惣菜だけで食事をすませることはありません。必ず、1品は手作りのおかずを組み合わせます。

根菜たっぷりのおみそ汁で食物繊維を補給して、春菊のごまあえでビタミンCをとって。お惣菜を利用するときも、栄養バランスを意識して献立を考えるようにしています。

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健康管理は大切!......ということで、毎朝、お世話になっている血圧計。

 
※本記事は粟辻 早重 (著)による書籍『92歳、好き放題で幸せづくし』から一部抜粋・編集しました。

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