「頭の中の100%が畑のこと」80代ひろちゃんが、寝ても覚めてもワクワクが止まらない理由

『今日も明日も新しいことに挑戦! 80代、ご機嫌に生きる人生の耕し方』 (ひろちゃん農園/KADOKAWA)第6回【全7回】

「失敗するのが楽しい」と話すのは、我流の農作業を配信するYouTubeチャンネルで人気者となった、「ひろちゃん農園」のひろちゃん。80代にして体は元気、心はさらに豊か。彼女のモットーは、「人ができることは、自分もできる」。「もう年だから」「失敗したら恥ずかしい」とブレーキをかけてしまいがちですが、ひろちゃんにとっては失敗さえも、人生を彩る大切な「遊び」なのです。そんな彼女の清々しい生き方のヒントが詰まった書籍が『今日も明日も新しいことに挑戦! 80代、ご機嫌に生きる人生の耕し方』(KADOKAWA)です。今回はこの本の中から、力強くも温かい、ひろちゃんのメッセージをお届けします。

※本記事はひろちゃん農園 (著)による書籍『今日も明日も新しいことに挑戦! 80代、ご機嫌に生きる人生の耕し方』から一部抜粋・編集しました。

「頭の中の100%が畑のこと」80代ひろちゃんが、寝ても覚めてもワクワクが止まらない理由 今日も明日も新しいことに挑戦!-80代、ご機嫌に生きる人生の耕し方_-8-1.jpg

頭の中の90%は畑しごと。「それが好きやき」

畑しごとに終わりはありません。やってもやっても、まだまだやりたいと思うき、1日のほとんど、畑しごとをしています。

畑で野菜の手入れをしゆうときも、肥料を作りゆうときも、種まきや育苗した苗を定植するときも、そのときの作業に全力投球しちょります。

他のことは何も考えん、すごい集中力やと自分でも思います。

こんなに畑しごとばっかりやりゆうき、「お友だちと遊びに行ったり、息抜きしたりしないのですか?」「畑以外の趣味は何ですか?」と聞かれることもありますが、畑で作業するのが楽しくて、それ以外のことに興味が持てません。時々、「こんな年寄りひとりに畑作業をさせて家族はひどい」というコメントをもらいますが、重労働に見える畑しごとも自分でするのが楽しいからやってます。

結婚してからずっとここで暮らしているから、顔見知りや昔からの知り合いはたくさんいます。そんなに自分から話していくタイプでもないき、顔を合わせたら、ちょっとしゃべったりするけんど、人付き合いはその程度やね。

収穫した野菜をお裾分けしたら、「卵の殻、畑しごとで使うやろ。集めて持っていくわ」と言うてくれて、家の郵便受けのそばに置いてくれる人もいます。私と同じように、畑しごとをする人と作物の実り具合を話すこともあります。

畑を広げてから、大学ノートに畑しごとの日記を書くようになりました。

「80歳やけど気持ちは18歳や」といつも言うて、記憶力も衰えてないつもりやけど、記憶違いがあっても困るき、ちゃんと記録した方がえいと思うたからです。

毎日、どんな作業をしたのか、どこに何を植えたのか、肥料は何をどれぐらい与えたのか、などを書いています。1年中、野菜を育てているので、どの畝に何を植えているのかも、メモしています。

前の年の育て方や成功、失敗が、ノートを見たらわかるのがええね。

忙しい日や疲れた日に書き忘れると、何をしたかわからなくなるので、毎晩、寝る前に書くことを習慣にしています。

学生時代も育児中もこんな日記をつけたことはありませんでした。人生で初めての経験です。好きなことに夢中で向き合うと、自分には縁がないと思っていたことまでやるようになるんや、と自分でも驚いています。

もし、私の頭の中をのぞいたら、90%が「畑しごと」、残り10%は「畑しごとをするために家ではゆっくりしよう」。結局、全部畑のことです(笑)。

すべてのことは、畑に通ず、です。

 
※本記事はひろちゃん農園 (著)による書籍『今日も明日も新しいことに挑戦! 80代、ご機嫌に生きる人生の耕し方』から一部抜粋・編集しました。
PAGE TOP