【75歳が語るおしゃれの決め手】ブランド品よりも大切な、私らしい服の選び方

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『75歳、おしゃれの決め手 自分を演出する楽しみ』 (オオクボ スミエ/KADOKAWA)第1回【全5回】

書籍『75歳、おしゃれの決め手 自分を演出する楽しみ』(KADOKAWA)の著者、オオクボ スミエさんは、かつてデパートのショーウインドーや店舗ディスプレイを数多く手がけ、「どうすれば商品が最高に美しく見えるか」を追求し続けてきた、いわば「魅せ方のプロ」です。75歳になった彼女が行き着いたのは、頑張りすぎないのに凛として見える「自分を演出するワザ」でした。本書では、 体型をカバーしつつ、顔周りをパッと明るく見せる服・小物の選び方や、アクセサリーの付け方でいつもの装いが見違える演出術を、大人世代の暮らしに寄り添って紹介しています。コツさえ掴めば、日々の身支度はもっとラクに、そして楽しく変わります。自分を上手にプロデュースして、これからの毎日をもっと鮮やかに彩りましょう。

※本記事はオオクボ スミエ (著)による書籍『75歳、おしゃれの決め手 自分を演出する楽しみ』から一部抜粋・編集しました。

私のおしゃれの基本形── Tシャツとジーンズ

「オオクボさんは、おしゃれですね」と言われたりするのは、ちょっとむずがゆい感じですが、おしゃれは大好きです。実際、私の30代、40代は、目覚ましい経済成長を背景に、コム デ ギャルソンやワイズ、イッセイ ミヤケ、ケンゾーなど、新しいファッションシーンが生まれた時代。私も憧れて試したこともありましたが、なじめないまま、クローゼットの端っこに吊るされることに......。今は、アヴァンギャルドよりも、オーソドックス。ブランドで選ぶことは、ほとんどありません。見て本当に気に入ったものを、自分らしくコーディネートすることを楽しんでいます。

失敗は、もちろんあります。これ素敵!と思って買った服でも、一度しか着なかったり、合わせる服がなかったり。でも、そうなってしまうのは、自分に似合っていないからなのです。似合っていれば、自ずと着る回数は増えていきます。10年以上も前の服を、今でも着て楽しめるのは、それが自分に似合っているから。そう捉えると、案外、繰り返し着る服に、自分に似合うか、似合わないかの基準が潜んでいるかもしれません。

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いくつになっても、T シャツとジーンズをカッコよく着こなせる自分でいたい。
Tシャツ(リムホーム)、ジーンズ(45R)、靴(クラークス)。

私のスタイルは、「白いTシャツとジーンズ」から始まっています。デコレーターという仕事柄もありますが、若い頃から慣れ親しんで身に付いた、おしゃれの基本形です。シンプルの極みのような二つのアイテムを、いかにカッコよく着こなすか。何を足すのか、どう足すのか。ジャケット1枚で印象は変わるし、アクセサリー一つでその完成形は、カジュアルにもエレガントにも変わります。そうやって磨いた感覚が、他のパンツやシャツ、おしゃれ着のコーディネートにも現れる。何を着ても、そこに自分らしさが現れてくるのだと思います。 

そう考えると、おしゃれって、自分をどう素敵に自分らしく見せるかの、まさに演出です。服を選んで組み合わせ、アクセサリーを足して、靴を選んで......。自分を舞台に立たせ、輝かせる演出なのです。服1枚の力でスタイルが完成したり、上から下まで同じブランドで固めるスタイルでは、この面白さは味わえないかもしれませんね。

 
※本記事はオオクボ スミエ (著)による書籍『75歳、おしゃれの決め手 自分を演出する楽しみ』から一部抜粋・編集しました。
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