夏でも涼しい! おうちのおしゃれ。50代娘が選ぶ母の「ワンピース」と「ステテコ」

いくつになっても若々しい、児童文学作家の角野栄子さん。毎日の洋服を考えるているのは、娘のくぼしまりおさんです。今回は、くぼしまりおさんに「できるだけ楽ちんで、きちんと見える日常着」について伺いました。

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家にいる時間が楽しくなる日常着

「家で着る日常着はできるだけ楽ちんで、なおかつそのまま外出してもきちんと見える服がいい。暑い夏は涼しくて、さっぱり過ごせることもポイント」とくぼしまりおさん。

例えば「白色のワンピース」は母・角野栄子さんが家で愛用する一着だといいます。

「白色は汚れやすいから家では着ないという方もいますが、漂白剤でジャブジャブと洗える白色は、きれいに保つのが意外と簡単。想像以上に部屋着に向いているんですよ」

おすすめは綿100%の袖なしワンピース。

「近所に買い物に行くなら、ロングカーディガンに同系色の靴下やスカーフを合わせれば、すてきな装いになります」

意外と使える「白色のワンピース」

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綿100%の袖なしワンピースは、清潔感があって、おしゃれ感も出しやすいアイテムです。

「ステテコ」を上手に活用する

もう一つのおすすめは、ステテコ。

「ズボンは風を通さず蒸れるし、スカートは風通しはいいけれど太ももがべたべたとして気持ち悪いでしょう。ステテコなら薄くて軽いし、汗をかいてもすぐに乾いて快適だから」

ただ問題は、一歩間違えると寝間着のようになってしまうこと。

ポイントを押さえて涼しく、おしゃれに着こなして。

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トップスには質の良いものを
白色のTシャツやタンクトップで涼しげな印象に。ボトムが気楽なステテコだからこそ、質の良いものを選ぶときちんと感が出ます。

色は増やさずステテコと同系色を
靴下やカーディガン、鞄などはステテコと同系色のものを選ぶと統一感が出ます。

靴下は必須です
素足にサンダルは厳禁!「見た目がおじさんみたいになるので(笑)、ステテコには必ず靴下を合わせて」

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ステテコはひざがしっかり隠れるものを

色柄は好みでOK。

ただし、ひざには年齢が表れるため短過ぎないものを選びましょう。

《夏にも重宝!アームウォーマー》

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アームウォーマーは日焼け防止や冷房対策にも使えるすぐれもの。

かさばらず持ち運びもラクだからクルクル巻いて鞄に忍ばせておけば、サッと使えて便利です。

チクチクしないシルクや綿素材のものが角野さんのお気に入り。

【まとめ読み】「50代の娘が選ぶ母のお洋服」記事リスト

イラスト/くぼしまりお 構成・文/葛山あかね 編集協力/酒井ゆう、平林亜紀(micro fish) 撮影/馬場わかな 協力/(有)角野栄子オフィス

 

角野栄子(かどの・えいこ)さん
児童文学作家。1935年、東京・深川生まれ。70年デビュー。『魔女の宅急便』『小さなおばけシリーズ』など著書多数。2018年に日本人3人目となる国際アンデルセン賞作家賞を受賞。86歳現在、「大好きないちご色」の壁の家で暮らす。
 
くぼしまりおさん
作家・アーティスト。1966年生まれ。文化学院美術科卒業。幼少より絵や漫画を描くことに熱中し、2001年『ブンダバー』でデビュー。翻訳家・イラストレーターとしても活躍する傍ら、角野さんの毎日の洋服を考える"母専属"のスタイリスト。

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『50代になった娘が選ぶ母のお洋服 魔法のクローゼット』

(くぼしまりお/KADOKAWA)

1,650円(税込)

着やすいワンピースの条件や、おうち時間の服装など、母世代をおしゃれに、元気にするコツが満載。

この記事は『毎日が発見』2021年9月号に掲載の情報です。

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