何となく適当になりがちな「昼ごはん」。でも、ちょっとだけ「冒険」すれば、料理の時間が楽しくなって、しかもおいしいひとときが過ごせるんです。そこで、料理レシピ本大賞in Japan準大賞受賞作のシリーズ第3弾『休日が楽しみになる昼ごはん』(小田真規子、谷 綾子/文響社)から、時間に余裕のある休日の昼ごはんを、「一工夫でおいしく楽しく変えられるレシピ」を連載形式でお届けします。
炊飯器で作れる異国の気配 蒸し鶏ご飯の現実逃避
日曜日のお昼に思うこと。
ああ、もう休日が終わってしまう......。
そんな現実から逃げ出したいときに必要なもの。
それが、異国の気配です。
この蒸し鶏ごはん。
タイでは「カオマンガイ」と呼ばれます。
日本の炊き込みごはんと違うのは、具材がごろっと大胆なところ。
細かく切った場合と比べて、鶏肉がしっとりジューシーに仕上がり、「おかず」として十分自立できるおいしさになるのです。
放っておくだけで、おかずと主食が一度にできるというお得感もうれしいもの。
そして炊飯器をあけた瞬間、ふわぁと広がるうまみの気配。
熱々ごはんを頬張ると、心がすみずみまで奪われる......。
さあ逃げましょう、このアジアのおいしさに。
材料(2人分)
米...2合
鶏もも肉...1枚
塩...小さじ1/2
こしょう...少々
にんじん...1/2本
ズッキーニ...1/2本
A
・水...2合(360ml)
・しょうゆ...大さじ1
・塩...小さじ1
B
・しょうゆ・酢...各大さじ1
・砂糖・しょうが(チューブ)...各小さじ1
・ラー油... 10滴
作り方
1.米はといでざるにあげ30分おく。
*3合炊きではなく5合炊きの炊飯器で作ってね
2.鶏肉は余分な脂を除き、筋を切って塩・こしょうをふる。にんじんは1㎝の輪切り、ズッキーニは縦半分に切る。
3.米を炊飯器に入れてAを注ぐ。2をのせ、そのまま炊く。
4.Bを混ぜ、かけていただく。
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レシピは、麺、米、パンをテーマにしたものから、ワンプレート、鍋、サラダまで。昼ごはんを作るのが楽しくなるレシピ集です