フリンジみたい!キャシー中島さん「ラグキルト」の魅力

『毎日が発見』本誌で好評の、キルト作家・キャシー中島さんの新連載第4回。今回、キャシーさんと洋輔さんが、パッチワークの本場・アメリカでおなじみというキルト手法で使った布小物を作ってくれました。フリンジのように楽しく布端を遊ばせたラグキルトの、ひざ掛けとエコバッグをご覧ください。

ネル地のひざ掛けとエコバッグを作りました!

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キャシー中島さん作
ぬい代を表側に出して四角いピースをぬいつなぐだけ
ラグキルトのひざ掛け

フリンジみたい!キャシー中島さん「ラグキルト」の魅力 1912p100_01.jpgひざ掛けの素材は木綿のネル地。ネルとはフランネルの略で、起毛加工されて保温性があり、手触りの柔らかい素材です。
「チェックやストライプのネルシャツやパジャマを持っている人も多いのではないかしら。着なくなったネル地の服があったら、その一部を四角く切って使えば、思い出ごと作品になるわ」
作り方はシンプル。キルト芯を挟んだ2枚の四角いネル地を、ぬい代を表側に出してパッチワーク&キルティングします。
「ミシンでぬうからどんどん進みます。ひざ掛けを作るのが大変なら、サイズを小さくしてランチョンマットやコースターを作ってもいいですね」

裏面はすっきり!

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裏面には布端は見えません。ときにはこちらを表にしてシンプルな表情を楽しんでも。

小ピース8枚、大ピース2枚で、1ブロックになる

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ひざ掛けは、このブロックを縦横にぬいつないで、大きなサイズにしたものです。


洋輔さん作
1枚仕立てだからとっても簡単!
リバーシブルのエコバッグ

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洋輔さんが作ってくれたのは、スーパーに買い物に行くのが楽しくなりそうなおしゃれなエコバッグ。キャシーさんのひざ掛けと同じように、布端をあえて表側に見せて仕上げました。
「フリンジのような布端がチャームポイントですが、その日の気分で裏に返して使っても。また違う雰囲気になりますよ」
素材は、寒い季節にぴったりのウール。生地屋さんで好みの色柄を探してもいいし、着なくなったジャケットやスカートを使ってもいいですね。
「キルティングはなし。裏袋も付けていません。四角いピースをミシンでぬい合わせるだけだから、気軽に作ってほしいな」

裏に返すとこんな表情になります。

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表裏で使えるので楽しみ2枚。食料品などを入れやすいように底にまちをとっています。

表に出したぬい代を、ふさふさと遊ばせて...

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ピースをぬい合わせた後、布端の横糸を抜くとフリンジ状になります。

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キャシー中島さん(きゃしー・なかじま)さん

ハワイ・マウイ島出身、横浜育ち。明るく親しみやすいハワイアンキルトを提案&指導し、全国に多くのファンをもつ。パッチワークキルトの本場、アメリカでの評価も高い。著書多数。

洋輔(ようすけ)さん 

幼い頃から母・キャシーさんの背中を見て手作りに親しみ、刺しゅうやキルト、編み物を自然に習得。2010年からパリに留学。刺しゅうと服飾を学び、帰国後、日本を拠点に手芸家として活躍している。

ひざ掛けとエコバッグの作り方は、『毎日が発見』12月号P102~104で詳しく説明しています。

この記事は『毎日が発見』2019年12月号に掲載の情報です。

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