「良いことも悪いことも忘れていく」/ペコロスの母に会いに行く(8)

80歳で認知症になった母の姿を描き、ベストセラーとなった『ペコロスの母に会いに行く』。文庫化&電子書籍化を記念して、笑いと感動にあふれたコミックエッセイを9日間連続でお届けします。今回はその第8回。母との何気ない日常を詩情豊かに描いた「ぼけと家族の物語」をお楽しみください。

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岡野 雄一

漫画家、シンガーソングライター。1950年長崎市生まれ。自費出版した漫画が地元で話題になり、 2012年に『ペコロスの母に会いに行く』(西日本新聞社)を出版。第42回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。20万部超のベストセラーに。ドラマ化、映画化され話題となる。


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『ペコロスの母に会いに行く』

(岡野 雄一 /KADOKAWA)

父を亡くした年、80歳の母の認知症が始まった。10人姉弟の長女でしっかり者の母。酒飲みの夫と二人の息子を抱え、懸命に生きてきた。「だけんもう、何もかんも忘れてしもて良かろー?」ようやく身軽になれた母に、僕は会いに行く。時にほがらかな少女に、初々しい妻になる母に。母ちゃん、ぼけてよかったな――。
第42回日本漫画家協会賞優秀賞受賞、ベストセラーとなり映画化された、笑いと感動のコミックエッセイ。新たに18篇を収録!エッセイ・伊藤比呂美

【2019年5月アニメ化決定!NBC長崎放送で放送開始予定】

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