
『7日間で若返る! 顔筋老けグセリセット』 (佐藤加奈子/KADOKAWA)第2回【全9回】
「鏡を見るたび、増えるシワやほうれい線が気になる...」そう感じていませんか? 若々しい表情のために大切なのは、表情筋を鍛えることではなく「ゆるめる」こと。表情筋がこわばり、眉間にしわを寄せて話したり、ほうれい線にぐっと力を入れたりするなどの「老けるクセ」があると、表情筋トレをしたところで遠回りになってしまうんです。表情グセに特化したオリジナルメソッドを考案した佐藤加奈子さんの著書『7日間で若返る! 顔筋老けグセリセット』(KADOKAWA)では、顔の筋肉を優しくほぐすだけで、若々しい印象を取り戻す方法が紹介されています。放っておくとシワやたるみのもととなる表情グセを解消し、心も顔もイキイキと輝く毎日を手に入れましょう。
※本記事は佐藤加奈子著の書籍『7日間で若返る! 顔筋老けグセリセット』から一部抜粋・編集しました。
表情グセを改善すると 心のクセまでもやわらぐ

心と表情は密接に結びついています。日々、何気なく続けている表情のクセは、実はストレスや感情の偏りを映し出していることが多いのです。
たとえば、ストレスを抱えていると眉間にグッと力が入ったり、不安があると口角が下がりやすかったり。「ガミースマイル(上の歯茎が見える笑い方)が気になってうまく笑えなくて...」といったように、コンプレックスによって表情グセが生まれてしまうこともあります。
逆に、表情グセを改善することで、ストレスが解消され心のクセ(思い込みや不安)を改善することもできます。意識的に顔の力みをゆるめて笑顔を増やしていくと、自然と気持ちまで軽くなるという相乗効果が期待できるのです。
ストレスを感じたり、心がざわざわしたりするときは、顔の筋肉をリラックスさせ、穏やかな表情を作ることを意識してみましょう。脳が「リラックスした状態」と認識し、心も落ち着いていきます。
また、笑顔でいることで周囲からの反応もよくなり、安心感が高まって心のクセの軽減につながります。
最初は意識的に「表情グセ抜き」を行うことがコツです。慣れてくると心まで自然に明るくなり、内面から健やかな自分を育んでいくことができます。
表情から心を変える!心のクセを手放す3つの方法
1 口角を1mm上げる
小さな変化が、大きな変化を生む
人は楽しいと自然に笑顔になります。逆に、笑顔をつくることで気持ちが前向きになることも。意識して口角をほんの少し上げるだけで、脳は「楽しい」と勘違いし、心が軽くなります。たった1mmの変化が、心のクセをゆるめる第一歩になるのです。
今すぐできる!
・真顔のときにも口角を1mm上げる
・話すときはほんの少し口角を意識
2 声のトーンを1トーン上げる
声が変わると、表情も変わる
声のトーンは、そのまま心の状態を表します。低く小さい声で話していると気持ちも沈みがちに。逆に、いつもより少し明るい声を意識するだけで、気持ちも表情も明るくなり、口角も自然と上がりやすくなります。
今すぐできる!
・「おはよう」「ありがとう」などいつもより明るい声で話してみよう
・話したときの相手の反応を観察してみる
3 余計なものを手放す覚悟を持つ
手放すことで、心に余白が生まれる
「今の状況は、全部自分が作っているもの」。この視点を持つだけで、見える景色は大きく変わります。「もう必要ないもの」「持ち続けることで苦しくなるもの」は手放していくことが大切です。余計なものを減らすことで、心に余白が生まれ、新しい考え方や選択肢が入ってくる。それが、より自由で軽やかな自分につながっていきます。
今すぐできる!
・「これは本当に今の自分に必要?」と問いかける
・手放すことで、新しい余白が生まれることを意識する








