ワンオペで子育てするのが辛い女性へ。僧侶が「我慢は間違い」と言う理由

お母さんが我慢してストレスいっぱいになってしまったら、夫に当たり散らすことになってしまうでしょう。また、子どもにも笑顔で接することができなくなってしまって、かえって悪影響を与えることにもなりかねません。

周りに当たり散らすことができないと、自分が心や身体の病気になってしまう可能性だってあります。

結果的にそちらのほうが周囲に迷惑をかけることになってしまうんです。

人の顔色をうかがって、言いたいことも言わず我慢しすぎてしまう人は、一見優しいようでいて、その裏側には「相手から悪く思われたくない」「相手に言ってもしょうがない」という気持ちがあるはず。

つまりは相手を信用できないと思っているんだよね。

本当に優しい人は、我慢しすぎることはありません。相手を信用しているから、自分が言いたいことを伝えることができるんです。

ちなみに同じようなケースで、家族のためにと我慢しながら仕事をして、苦しんでいるお父さんもいますよね。

この場合も同じで、そのまま仕事を続ければ、ストレスで家族に当たり散らしてしまったり、病気になったりして、家族にかえって迷惑をかけてしまう恐れもあるわけですよね。

その仕事を続ければ今まで通りの給料はもらえるかもしれないけど、イライラして衝動買いや暴飲暴食をしてしまうなど、かえってお金も減ってしまったりすることにもなりかねない。

友達とも疎遠になってしまって、人生寂しいものになってしまうかもしれません。

「家族のために仕事は辞められない」という思い込みを外して、「もっと楽に働きたい」と願いながら過ごしてみると、家族や友達との会話や、テレビで知った情報、子育てする中で気づいたことなど......自分の本心に気づくためのヒントがあちこちに現れてきますよ。

そうして自分の意志が見えてきたら、それを実現するために、頭を使っていきましょうね。

1回ぽっきりの人生。

自分が活き活きできる毎日を送れるようにしていきましょう。そうやって自分の心が満たされてこそ、本当に家族のためになれると思います。

 
※本記事は山平 善清著の書籍『日本一「楽」を生きるお坊さんの開運説法 あの世のお力借りてみな』から一部抜粋・編集しました。
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