「自分を本当に理解してくれる人がいない」と悩む女性に対し、僧侶が説法したこと

ご縁というのは、黙っていては生じないものです。

焼肉が食べたいときに、思うだけだと叶わないですね。そこで「焼肉食べたい」と言ってみると、美味しい焼肉屋の情報がもらえたり、「じゃあ連れていってあげようか」という人が現れたりします。欲しいものを言わないままでいるより、言ったほうがご縁をもらえるもの。

だから言ったほうが得なんです。

もしかしたら、自分の本心を人に言えない理由はその人の中にあるのかもしれません。本心を言って騙されたり、人から悪いように利用されたりした記憶があると、なかなか人を信じることは難しいですよね。

もし、過去のことが原因なのだとしたら、この後にお話しする「過去の執着」を解き放ってくださる阿弥陀如来様のお力を借りてみてください。

とにかくまずは、自分の感情や考えを言えるようになりましょう。

そのためには「感情は五感に、考えは脳に聞いてみな」です。どれもあなたの身体にヒントがあると考えてみてください。

例えば、嫌いなものを目にすると心臓がバクバクしたり、急に体温が下がったり、呼吸しにくくなったりしますね。反対に、好きなものを目にするとなんだか身体が温かくなったり、リラックスできたりしませんか? 

感情は目に見えないので扱いが難しいと思いがちですが、ちゃんと身体に紐づいているものなので、身体に聞いてみると把握しやすいんです。

そしてあなたの考え方のクセは脳が知っていますね。だから、一回洗いざらい全部書き出してみるといいですよ。たくさんのことがわかります。

つまり、「心から話し合える友達が欲しい」と思ったときは、そう口に出して言ってみましょう。言ったほうが情報や人が集まってきます。

言葉で言うのが恥ずかしいなら、行動してみましょう。

例えば友達がいっぱいいる人の話を聞くと、ヒントがいっぱいもらえると思います。信頼できそうな人や、気が合いそうな人のイベントやオンラインサロンなどに参加してみるのでもいい。

私のお寺に来てくれれば私が友達になりますよ(笑)。

ちなみに「恋人が欲しい」「仕事を変えたい」というときも一緒です。

まず口に出したり、行動したりしてみることをお勧めします。

すると紹介してもらえたり、役立つ情報をもらえたりしますよ。

 
※本記事は山平 善清著の書籍『日本一「楽」を生きるお坊さんの開運説法 あの世のお力借りてみな』から一部抜粋・編集しました。
PAGE TOP