孤独の辛さを解消する方法。「おひとりさま」全盛の時代だからこそ知っておきたい【僧侶が解説】

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『日本一「楽」を生きるお坊さんの開運説法 あの世のお力借りてみな』 (山平善清/KADOKAWA)第1回【全6回】

多くの人の悩みと向き合ってきた真言宗の僧侶・山平 善清さん。日々の中で感じたのは、真面目な人や優しい人ほど一人で頑張りすぎてしまう、ということです。山平和尚によると、そこに落とし穴があると言います。山平和尚がすすめるのは「あの世」の神様のお力をお借りして人生をどんどん開運させること。そのための方法を1冊にまとめたのが書籍『日本一「楽」を生きるお坊さんの開運説法 あの世のお力借りてみな』(KADOKAWA)です。今回はこの本の中から、具体的な悩み相談と回答内容を、説法の形で紹介します。

※本記事は山平 善清著の書籍『日本一「楽」を生きるお坊さんの開運説法 あの世のお力借りてみな』から一部抜粋・編集しました。

孤独は私たちには向いていない

●35歳・女性・あきこさんのお悩み

「もともとグループ行動が苦手な私は『おひとりさま』や『ひとり暮らし』を楽しむ本や映画やドラマも好きだったし、1人の生き方が自分には合っていると思っていました。

そこで、結婚願望を持つのはやめ、自分1人で暮らしていくためのお金の設計をし始めました。面倒に思っていた友達付き合いもやめ、旅行や外食も1人で行くようになりましたが、出先でグループや家族連れを見ると、正直だんだん、孤独を感じることも。この先も1人で生きていこうと決めたのに、気持ちが揺らいでしまいそうです」


ここのところ「おひとりさま」や「ソロ活」などの言葉が流行し、1人カラオケや1人焼肉の専門店もできるなど、1人で行動する人が増えていますね。

特に東京の街はおひとりさま向けにどんどんカスタマイズされているように思います。自分の思い通りにお金が使えて、マイペースで過ごせると気楽な半面、やはり寂しさを感じることもありますよね。

まずお伝えしたいことは、1人で行動できるように自立するのはよいことだということ。自分の気持ちに素直になったとき、結婚もしたくなければ別にしなくていいと思います。

だけど、人との関わりを避けていると、やっぱり孤独だし、寂しい思いを抱えることもありますよね。

「どうせ死んだら何もかも終わりだから、ずっと1人でいい」と思う人もいるかもしれません。でもね、実はそうではないんです。

1人で死んだとしても、その後、遺体を処理してくれて、火葬してくれて、供養してくれる人がいますよね。

人間誰しも、1人で死ぬことはできませんよ。

もしずっと1人で寂しい思いをしながら生きることになれば、最期に「この人生、面白くなかったわー」と思いながら死ぬかもしれません。

そうすると、心残りを抱いて成仏できずに幽霊になって、永遠に寂しい気持ちでこの世をさまようことになるかもしれません。

だから私は「おひとりさま」「自己責任で生きていこう」という風潮のあるこの時代に、あえてもっと人と絡んでいくことをお勧めしたいと思うのです。

あの世のお力をお借りして、孤独の辛さを解消する方法をお伝えします。

不動明王様のお力を借りてみるとよいと思いますよ。

不動明王様は右手に剣を持っているでしょう。

そのお姿をイメージしてみてくださいね。


1. 身体の周りを孤独の鎖が取り巻いているイメージを持ってみよう。

2 .手を合わせて不動明王様を心の中でお呼びし、「不動明王様の剣で私を縛る孤独の鎖を切ってください」とお頼みしよう。

3 .不動明王様が剣を動かして鎖を断ち切ってくれるのをイメージしよう。鎖は不動明王様が回収し、あの世に持ち去ってくれるのでもう大丈夫。不動明王様に「ありがとう」とお礼を言おう。


 
※本記事は山平 善清著の書籍『日本一「楽」を生きるお坊さんの開運説法 あの世のお力借りてみな』から一部抜粋・編集しました。
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