『すごい「お清め」完全版』 (中井耀香/KADOKAWA)第6回【全10回】
古神道数秘術家としてこれまでに3万人以上を鑑定し、幸せに導いてきた中井耀香先生。20代の頃からさまざまな占いを学び、本当に効果があるかどうかを自ら実践し、研究してきました。先生の著書『すごい「お清め」完全版』(KADOKAWA)は、『神様があなたのそばにやってくる すごい「お清め」』、『呪いが解けちゃう! すごい「お清め」プレミアム』の内容を凝縮し、新たに加筆したもの。先生が実際に行って成功を収めた行動を、読者が簡単に実行できるようアドバイス付きで掲載しています。今回はこの本のなかから、幸運を引き寄せるための習慣をご紹介します。
※本記事は中井耀香著の書籍「すごい「お清め」完全版」から一部抜粋・編集しました。
財布は「お金が休む家」
お金は多くの人の手から手へと旅をし続けています。中には借金取りに追われた人もいれば、生活に困窮した人もいるでしょう。私たちが深い悩みを抱えた人と長時間一緒にいるとパワーを吸い取られて消耗するように、お金も運の悪い人と関わると疲れます。
外でボロ雑巾のように疲れたとき、帰り着いた家にあたたかな明かりが灯され、玄関回りが整えられていたら、疲れが癒やされ、救われた思いがするものです。
お金にとってのお財布は、まさに「家」そのもの。お財布をラグジュアリーな空間にしておくことで、お金が「あそこならゆっくり休める」と思い、喜んでやってきてくれます。
私は年収1億円以上の方、数十人のお財布を拝見してきましたが、お金持ちに汚いお財布を持っている人は一人もいませんでした。お金を持っていればいるほど、お金を迎え入れて休ませるためのお財布を、常にきれいな状態に保っています。旧宮家の方とお話しさせていただいたときに、「私は年に1度必ず財布を新調しています。お金を大切にしてますから当然です」と話されていました。
お金持ちの方はお財布にお金をかけていますが、それはお金そのものに敬意を払っているからです。
日本では紙のお金を「紙幣」といいます。紙幣の初めとなったのは伊勢詣の際に重い銀貨を持ち歩くのは大変だろうと、代わりに発行した手形の山田羽書です。伊勢のお札(ふだ)の神宮大麻のような縦長の形です。つまり紙幣を持ち歩くことはお札(ふだ)を持ち歩いているのと同じだという、有り難さを感じるくらいで丁度よいのです。
そして紙幣の「幣」は神様への罪・穢れを祓うために捧げる贈り物を表しています。お札(さつ)はお札(ふだ)の役割をしていて、お金には思いが乗るようになっています。
品物を買うときに「ありがとう」と気持ちを乗せて買い物をすると、このお札(さつ)が私が欲しいものを運んでくれて、次にこのお札を手にされた方がその方の欲しいものを手に入れ、私もあなたも幸せになるという「幸せ循環」が起こります。「また、お金が減ってしまう」とため息まじりに買い物をする人は自分で幸せを放棄していることになります。
「ピカピカ・スッキリ」のお財布にお金は集まる!
お財布はお金の「家」。きれいに保つことでお金が、「この財布は休める」と喜んでやってくる