これまでキャメラマンとして数多くの映画賞を受賞し、初監督作『劒岳 点の記』では日本アカデミー賞最優秀監督賞に輝いた木村大作監督の最新作が、2018年秋に公開されます。主演を岡田准一さん、共演に西島秀俊さんなど、人気と実力を兼ね備えたキャストにも期待が高まるこちらの作品は、享保を舞台とした時代劇。侍たちの凛とした生き様と、切なくも美しい愛をテーマにしたラブストーリーを描きます。
『散り椿』のストーリーは享保15年、藩の不正を訴え出たために、藩を離れることになった侍・瓜生新兵衛(岡田准一)を主人公に進みます。藩から追放された後、連れ添い続けた妻の篠(麻生久美子)が病に倒れ、死を迎えようとした折に最期の願いを新兵衛に託します。その思いを胸に藩の不正や権力に立ち向かっていく姿を、岡田さんがエネルギッシュに演じています。今回の作品のため、岡田さんはクランクイン前から殺陣の稽古に励んだとのこと。幅広い世代から支持されている岡田さんですが、新たな一面を見ることができそうです。
脚本は『影武者』や『乱』など黒澤明の元で助監督を長年務め、『雨あがる』(脚本・黒澤明)では初監督を務めた小泉堯史氏が担当。撮影は富山・彦根・長野にて、時代劇では前代未聞である全編オールロケを行いました。キャメラマン・木村大作ならではの捉え方で、登場人物たちの熱い想いや感情を丁寧に描きます。今までの時代劇とは一線を画す作品となることでしょう。
豪華な俳優陣からも目が離せません。多くのTVドラマや映画で活躍する西島秀俊さんをはじめ、黒木華さん、池松壮亮さん、麻生久美子さんが出演。さらに石橋蓮司さん、富司純子さん、奥田瑛二さんなど、日本を代表し、圧倒的な存在感を誇る面々が集結します。とくに注目は主人公を演じる岡田さんと、その親友役を演じる西島さん。2人が共演するのは本作が初めてとのことで、どのようなシーンが2人の演技で生み出されるのか、期待も高まります。
映画の公開に先駆けて、KADOKAWAの連合試写会が開催されます。東京、大阪、名古屋、福岡、札幌の全国五大都市にて、1200組・2400名を招待します。ぜひ、この機会に、オールロケによる美しい自然と木村監督ならではの「画」を、劇場の大スクリーンで体感してください。
応募方法など詳細は以下の通りです。