使わなくなったきものや帯をたんすに眠らせておくのはもったいない! ちょっと工夫をするだけで春らしい素敵な小物に変えることができます。今回はウエディング小物作家の渋沢英子(しぶさわ・えいこ)さんに、「帯ときものの柄を生かして作る! 春の部屋小物」を教えてもらいました。
帯ときものの柄を生かして...春の部屋小物
ピンク色の春らしいテーブル。季節が変わったら、色を変えてまた同じ小物を作ってもいいですね。
たんすにしまっているきものや帯は、思い出の詰まった大切なもの。
でも、取り出してみたらしみや汚れが見つかって...。
そんなときは、きれいなところだけを使ってリフォームをしませんか?
思い出を別の形で残せます。
渋沢さんが教えてくれたのは、そんな端切れを使った小物。
華やかな帯のお太鼓部分や、季節を映したきものの花柄を生かしました。
普段使いするための工夫もありますのでご覧ください。
三つ編みの鍋敷
筒状にぬったきもの地の中に綿を詰めて、三つ編みをしました。くるっと丸めたらテーブルリースのよう。このまま壁にも飾れます。
水が漏れない「鉢カバー」
ビニールポットに入った花苗を入れるだけ。ランチョンマット(写真下)と同様、ラミネート加工をしてあるので、テーブルが濡れるのを防げます。
汚れを拭き取れる「ランチョンマット」
洗濯機で気軽に洗えないのがネックのきもの地に、ラミネート加工をしました。お茶をこぼしてもさっと拭き取れるので安心です。
サイズ調整できる「ナプキンリング」
形はシンプルな四角。ナプキンに巻き、内側に付けてある面ファスナーで留める仕掛けです。ポットの取っ手などに巻いてもすてき。
帯のお太鼓柄を見せる「テーブルランナー」
帯のお太鼓柄は、和装するときの見せ所の一つ。その柄を中心に端を三角に裁ち、裁ち端をかがるだけ。長さはテーブルに合わせましょう。
お太鼓柄で部屋のおしゃれを
お太鼓は、帯を結んだときに背中に出る部分。植物など四季の絵柄が描かれているものが多いので、季節のテーブル演出にぴったり。