野山よりひと足早く、春の花を紙に咲かせませんか? 作り方は花びら形の紙を貼り合わせるだけ! ウエディング小物作家の渋沢英子(しぶさわ・えいこ)さんに、「飛び出すカードの作り方」を教えてもらいました。
【前回】野山よりひと足早く、春の花を紙に咲かせませんか? 「桜」の切り紙を使ったポチ袋に挑戦しましょう
花びらの端を浮かせて立体的に
桜
色と貼り方を変えて、飛び出すカードに
花びらはポチ袋の桜と同じもの。紙色と貼り方を変えるだけで、こんなにイメージが変わりました。二つ折りのカードを開くと青い花が飛び出す楽しい仕掛けです。
カードに切り込みを入れ、飛び出す部分を作っています。飛び出す部分は花の箱。花びらを貼り重ねるとボリュームが出ます。リボンの飾りもアクセント。
切り紙の図案
*図案の上に薄紙などを重ねて線を写し、型紙を作りましょう。できたら、色紙などに重ねて輪郭の通りに切り取ります。サイズを好みで変えてもかまいません。
*3枚のポチ袋に貼る場合は、枝はポチ袋のサイズに合わせて切り分ける
作ってみましょう
飛び出すカード
花びらの型紙はポチ袋に使ったものと同じ。貼り重ねて、花を箱からあふれさせましょう。
用意するもの
ベージュの紙(土台のカード)13×18cm2枚、好みのリボン適宜、青の濃淡・グリーンの色紙適宜、はさみ、接着剤、つまようじ、セロハンテープ(型紙を色紙に重ねて切り取るときに使う)
●飛び出すカードの仕掛けを主に説明します。花の貼り方は、ポチ袋と同じです。
1.土台の紙(1枚)を半分に折り、指定の位置に線を引いて切り込みを入れる。
2.切り込みを入れた部分を折る。
3.土台の紙を開いて折り筋を整えると、写真のように切り込みを入れた部分が飛び出し、花を入れる箱のようになる。
4.花を入れる箱に、接着剤で縦方向に2本のリボンを貼って飾り付ける。
5.花びら形に切った紙を、切り込みの回りに貼る。花びらは、花の箱から飛び出させたり重ねたりして厚みを出す。少し離れた位置に蝶も貼る。
6.もう1枚の土台の紙を5の裏側に貼ってできあがり。
文/飯田充代 撮影/木下大造 図案トレース/小池百合穂