ジャンボかぎ針で裂き編みに挑戦して、生活小物を作ってみませんか？ 使う布の種類によって風合いが変わるのも面白いです。そこで、絵本作家、手芸作家、イラストレーターとして活躍する堀川 波さんに「ジャンボかぎ針を使った裂き編み」を教えていただきました。
いらなくなった衣類やシーツなどで
布を切ってテープを作り、10号のジャンボかぎ針で編みます。
布の種類によって、できあがりの風合いが違うので、どんな雰囲気のものができるのか、楽しみな編み物です。
使う布はなるべく薄手のものにしますが、布の幅を細くすると、大きく編むのに時間がかかります。
1cmより少し細いぐらいが編みやすいでしょう。
布テープの作り方
布を広げて、1cm幅くらいに切り、2cmほど残して切り離さず、また、1cm幅に切ります。これを繰り返すと、布テープができます。
布テープのつなぎ方
端を5cmほど残して片結びにします。残した布は編み込みます。
細（こま）編みで四角い面を編みます
使う道具
ジャンボかぎ針...10号
かぎ針...5～7号
布テープは、ジャンボかぎ針で編み、5号針ははみ出した布テープの編み込み用です。
細編み
（1）かぎ針を持ち、布テープを15cmぐらい残して人さし指にかける。
（2）テープを交差させて丸くし、かぎ針を入れ、テープをかける。
（3）テープを引き抜き、鎖編みをする。鎖編みは作りたいものの長さを編む。
（4）テープをかけて引き抜き、立ち上がりの鎖目を作る。
（5）鎖編みの裏山にかぎ針を入れてテープを引き抜き、さらにテープをかけて引き抜く。
（6）（5）と同じように次の鎖目の裏山にかぎ針を入れてテープを引き抜き1目編む。これを繰り返す。
（7）編みたい長さまで編めたら、テープを切り、引き抜いて閉じる。
（8）出ているテープを編み目に2、3回くぐらせて余りは切り取る。
できあがり！
10×10cmの平面を作るのに布テープ12mを使用。
※使用する布の種類によって布テープの必要量は異なります。数値はあくまでも目安です。
撮影／原 務 作品制作／今井奈緒
