この春、新生活が始まったという人も多いのではないでしょうか? そんな新生活で必要となるちょっとした小物を自分で作ってみませんか。利用するのは牛乳パック。中が防水だからいろいろと使えるんです。そこで、絵本作家、手芸作家、イラストレーターとして活躍する堀川 波さんに「牛乳パックで作る生活小物」を教えていただきました。
飲料の紙パックは中が防水の優れもの
牛乳やジュースの紙パックを資源ごみに出す前に再利用してみましょう。
中が防水になっているので、水を入れても大丈夫。
キッチンでパセリやハーブなど水に挿しておく方が長持ちするものを入れたり、調理道具や文房具などを入れたり、いろいろ楽しめます。
ちょっとおしゃれに貼れるシートでおめかし。
下の文字は白色のガムテープを巻き付けて隠します。
紙パックの1辺は7cmなので、この寸法を覚えておいてください。
基本の形
作りたい高さに紙パックを切り、目隠し用の白いガムテープを巻いて好みの紙を貼ります。写真はティーバッグの高さに合わせました。
横にして
紙パックを横にして使うと、入れるものの範囲が広がります。ペンなどはもちろんのこと、中が防水なので、ぬれた台ふきんを入れても。
仕切りを入れて
基本の形に仕切りを入れると、ペンなどを立てるのに便利です。仕切りの紙も紙パックで作ります。
中は防水
飲料が入っていた紙パックは、中は防水加工がされているので、水を入れても使えます。花を入れて花瓶代わりにしても楽しいです。
3個つなげて
紙パックをつなげると仕切りができるので、小物を入れてもゴチャゴチャになりません。テレビのリモコン入れにも使えます。
基本の作り方
【用意する道具など】
A:右からマスキングテープ、両面テープ、白いガムテープ
B:カッティングマット、右から長短の定規、サインペン、カッター、名前シール、鳩目パンチ
C:貼れるシート(mtリメイクシート385円〈税込〉カモ井加工紙)
作ってみましょう
【材料】
牛乳パック1個、白いガムテープ、貼れるシート30×11.5cm
(1)牛乳パックの底から8.5cmのところに線を引き、カッターで切り離す。
(2)白いガムテープを牛乳パックの切り口に合わせてひと巻きし、さらに二重巻きして下の絵柄が見えないようにする。ガムテープが重ならないように、さらに下にも巻き付ける。
(3)底部分にはみ出したテープの四隅を三角に切り、左右、上下の順に底に貼り合わせる。
(4)貼れるシートの裏紙をはがし、牛乳パックの切り口から1㎝出して、包むように貼る。
(5)切り口からはみ出した部分の四隅を縦にまっすぐに切り、内側に折って貼り合わせる。
(6)底部分も(3)と同様にして三角に切り、折って貼り付ける。側面に中に入れるものの名を書いたシールを貼ってもよい。