まだまだ寒い日が続きます。ちょっと肩に羽織るものがあれば...。そんな日に重宝するのが「長編み」と「方眼編み」で編んだプチショールです。ニットデザイナーの岡本啓子さんに、減らし目で作る「おしゃれな三角ショール」を教えていただきました。
減らし目を覚えて編む三角ショール
材料
ドラジェ(アトリエK'sK)...5玉(120g)
かぎ針...6号
仕上がり寸法
底辺86cm、垂直辺86cm
編み方
作り目を169目作り、長編み8段、方眼編み4段を繰り返し84段編む。片側のみ、各段で減らし目をする。
まずは「長編み」と「方眼編み」の詳しい編み方を読む
《長編みの減目》
① 作り目の鎖を3目残したところからスタート。
② 針に糸をかけ、作り目の鎖の裏山に針を入れて糸をかけ、糸を引き出す。
③ 糸をかけて、二つの輪から引き抜く。これが未完成の長編み。
④ 未完成のままさらに二つ目、三つ目の未完成の長編みを編む。
⑤ 未完成の長編みが三つできた状態。針に糸をかけて一気に引き抜く。
⑥ 1段目の減目ができた。
⑦ 裏返し、立ち上がりの鎖2目を編む。2目めと3目めに未完成の長編みを編む。
⑧ 未完成の長編みが二つできた状態。針に糸をかけて一気に引き抜く。
⑨ 2段目の減目ができた。
⑩ 3段目も同様に3目手前から未完成の長編みを3目編む。
⑪ 未完成の長編みが三つできたので、針に糸をかけて一気に引き抜く。裏返して2段目と同様に4段目も減目をする。
長編みの減目ができた!
《方眼編みの減目》
① 前段の長編みの左端3目手前の目と左端に未完成の長編みを編む。未完成の長編み一つ目(下)。
② 左端は前段で減目したところに針を入れる。
③ 未完成の長編みが二つできた。
④ 針に糸をかけて一気に引き抜く。1段目の減目ができた。
⑤ 裏返して鎖3目で立ち上がり、糸をかけて前段の長編みの頭に未完成の長編みを編む。
⑥ さらにもう一つ未完成の長編みを編み、針に糸をかけて一気に引き抜く。
⑦ 2段目の減目ができた。
⑧ 同様に3、4段目も編む。3段目の減目ができたところ。
方眼編みの減目ができた!
撮影/原 務 作品制作/松井征子(プロセス指導)、佐伯寿賀子、鈴木恵美子