まだまだ寒い日が続きます。ちょっと肩に羽織るものがあれば...。そんな日に重宝するのが「長編み」と「方眼編み」で編んだプチショールです。ニットデザイナーの岡本啓子さんに、かぎ針編みで「モヘアのふんわりプチショールの作り方」を教えていただきました。
長編みと方眼編みでふんわり仕上げたショールです。
モヘアの風合いがやさしく、幅、長さを変えれば自分好みにできます。
幅、長さを大きくしたい時は、作り目を奇数目にすれば、方眼編みがきれいに入れられます。
長編みだけでもかわいいショールになりますよ。
長編み+方眼編みのショール
材料
ユリカモヘア(パピー)...黄色(306)2.5玉(100g)
かぎ針...9号
仕上がり寸法
幅36×長さ93cm
編み方
長編み8段、方眼編み4段を4回繰り返し、最後に長編みを8段編む。
《作り目を編む》
人さし指に毛糸をかけ、親指と中指で挟んで糸を固定する。かぎ針に糸を交差させて丸くし、かぎ針を入れて糸を引き抜く。さらに糸をかけて引き抜き、鎖編みを編む。鎖編みを45目編んで作り目にする。
《長編み》
①鎖編みを3目編んで立ち上がりを作る。
②針に糸をかけ、針から5目めの鎖に針を入れる。
③針に糸をかけ、引き出す。
④針に糸をかけ、針に近い二つの輪だけを引き抜く。
⑤もう一度、針に糸をかけ、残りの二つの輪を一度に引き抜く。
⑥針に糸をかけ長編みを繰り返し、44目の長編みを編む。裏返し、立ち上がりの3目を編んで、2 ~ 5 を繰り返して2段目を編む。
長編みが3段編めた!
《方眼編み》
①長編みを8段編んだら、次は方眼編み。立ち上がりの鎖編みを3目編む。さらに鎖を1目編む。
②針に糸をかけ、前段の長編み3目めに針を入れ、糸をかけて引き出す。さらに糸をかけて針に近い二つの輪を引き抜く。
③ 針に糸をかけて残りの輪を引き抜いて長編みを編む。
④一つ方眼ができた。
⑤長編みの2目おきに鎖1目、長編み1目を繰り返して編み進む。
⑥1段編めた。裏返して①~⑤を繰り返し、2段目を編み、方眼編みを4段編む。
《糸の始末》
編み終わったら輪に糸を通して引き抜く。毛糸針に糸を通し、表に響かないように3~4目すくって引き抜き、余分な糸を切る。
撮影/原 務 作品制作/松井征子(プロセス指導)、佐伯寿賀子、鈴木恵美子