毎日が発見の人気連載、キャシー中島&洋輔親子の「かんたん手作りあれこれ」シリーズ。最終回となる今回、二人が教えてくれたのは「市販のタオルを使って作る夏小物」。使わないまま引き出しにしまってある頂き物でできちゃうんです。日々の暮らしを楽しく送ってほしい...。二人のそんな思いが詰まった"簡単&楽しい"手作りの魅力をご紹介します。
タオルを切らずにそのまま使います
「タオル素材の良さは、優しい肌触りと手軽に洗濯ができること。ナップサックはフェイスタオルで作りましたが、どこにもはさみを入れずに、四角いまま使っています。この形に飽きたら、ぬい目をほどいてタオルとしてもう一度使えるんですよ」
キャシーさんはそう作品の魅力を教えてくれました。
軽いのでさっそうと背負って街歩きができそうです。
市販のタオルは布端がぬわれていますから、その分ぬう工程も省けます。
「手ぬいでOKですよ。家にあるタオルを使えばとても手軽。ソーイングが苦手という人も試してみてください。そして、針を持つ楽しさを感じていただけたらうれしいです」
★キャシー中島さん作
フェイスタオルでふんわりナップサック
フェイスタオルを二つに折って脇をぬい、袋状にしました。背負いひもには柔らかい綿テープを使用。Dカンとナスカンでつないで仕上げています。
ぬい目が隠れて見えないのもいいところ
洋輔さんが作ってくれたのは、タオルハンカチのポーチです。
「タオル地は針通りが良くてぬいやすいですよ。起毛してあるから、ぬい目は見えません。だからね、ぬい目が不ぞろいでも曲がっても気にしなくて大丈夫」
なるほど、それはうれしい!
「さりげなく置いてあるだけで部屋が明るくなるように、カラフルなタオルを使いました。その代わり形はシンプルにね」
部屋の中だけでなく、夏の旅行でも役立ちそうですね。
★洋輔さん作
タオルハンカチで3つのポーチ
筒状のポーチは脇に厚手のフェルトを付けました。洋輔さんらしい遊び心でYの字と動物の刺しゅうをプラスしています。
ポーチはどれもファスナー付き。「使っているうちにほどけないよう、ここだけは返しぬいで。行って返って2回ぬってくださいね」
キャシー中島さん・洋輔さんの素敵な作品満載!その他の記事はこちら
取材・文/飯田充代 撮影/斉藤 亢