好きな模様を布小物に染めて♪ キャシー中島さんが挑戦した「ハワイアンステンシル」の魅力

キルト作家・キャシー中島さんと洋輔さんが今回挑戦したのは、明るいハワイのモチーフを布に型染めする技法・ハワイアンステンシル。
ソーイングなしだから簡単。手持ちの小物で試せる魅力を教えていただきました

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<ハワイアンステンシル>

好きな模様を布小物に染めて♪ キャシー中島さんが挑戦した「ハワイアンステンシル」の魅力 2001p099_02.jpgハワイのモチーフを布用アクリル絵の具で型染めしましょう。
モチーフをくりぬいたステンシルシート(型紙)を布の上に置き、くりぬいた部分に色を付けます。

キャシー中島さん作

花と葉、実の図案をレイのようにつなげます「ククイ模様のストール」

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キャシーさんが選んだステンシルの図案は、南国ハワイにおおらかに育つ木・ククイ。
「たくさんの実がなることから、お金持ちになる木といわれていて、とても縁起がいいんです」
ストールの縁にぐるりと染めてあるので、首にレイをかけているように見えてすてきです。
「私は、若い頃からステンシルが大好き。暮らしの中で楽しんできました。リビングルームの壁や、無地のきものに花模様を染めてみたことも...」
そんな経緯もあり、ハワイアンステンシルを提案する川島香織さんとも大の仲良し。
「この図案も川島さん作です。色を変えるとまた違う雰囲気になりますから、お好みでね」

好きな模様を布小物に染めて♪ キャシー中島さんが挑戦した「ハワイアンステンシル」の魅力 2001p100_02.jpg市販のストールがオリジナルになります。テーブルクロスやハンカチにステンシルしても。

洋輔さん作

多色の絵の具を使ってカラフルに!「サンライズシェルのミニトートバッグ」

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洋輔さんにとってもステンシルはなじみ深いもの。幼い頃に使っていた子ども部屋の窓には、母・キャシーさんが染めてくれたイルカ模様のカーテンがかかっていたそうです。  
今回、ミニトートバッグに施したのは、サンライズシェル。才能を開花させる、心を癒やすなどの意味を持つ貝を、昇る朝日のように描いたモチーフです。
「貝を色とりどりに塗り分けた後、縁に少量の黒をのせて引き締めたところが僕らしさ。仕上げに、光るビーズを輪郭にぬい留めて、ハワイの海辺の景色のようにきらきらさせました」
色を重ねたり、刺しゅうをしたり。遊び心でアレンジできるのもステンシルの魅力です。

川島香織さんに聞きました
楽しい型染め・ハワイアンステンシルのすすめ

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ハワイアンステンシルの第一人者・川島香織さんとおしゃべりしながらステンシル。
コツを教えてもらいました

キャシーさんと同じように、ハワイの雄大な自然が大好きという川島さん。

"好き"の気持ちが高じて、以前から学んでいたステンシルに、ハワイの植物や海の動物のモチーフを使うことを思いついたそうです。
「南国らしいモチーフに明るい色を染めていると、気持ちも明るくなるんです」
今回のククイは"お金持ちになる"、シェルは"心を癒やす"。

一つ一つの形に込められた意味も心に響いて、小物に愛着が湧くと話してくれました。
「ステンシルはどんな布にもできます。布用のアクリル絵の具を使えば、洗濯をしても色落ちしませんから安心です」
ステンシル用のアクリル絵の具やブラシは、最近100円ショップなどでも手軽に求められるようになりました。

布に限らず、部屋にある木の小物や壁の一部に施してインテリアとして楽しむのもいいですね。

キャシー中島さん・洋輔さんの素敵な作品満載!その他の記事はこちら

 

キャシー中島さん(きゃしー・なかじま)さん

ハワイ・マウイ島出身、横浜育ち。明るく親しみやすいハワイアンキルトを提案&指導し、全国に多くのファンをもつ。パッチワークキルトの本場、アメリカでの評価も高い。著書多数。

洋輔(ようすけ)さん 

幼い頃から母・キャシーさんの背中を見て手作りに親しみ、刺しゅうやキルト、編み物を自然に習得。2010年からパリに留学。刺しゅうと服飾を学び、帰国後、日本を拠点に手芸家として活躍している。

川島香織(かわしま・かおり)さん
ハワイアンステンシルcocoaloha主宰。2002年より、自身のアトリエ『ラ・プラージュ』でハワイアンモチーフを使ったハワイアンステンシルの教室「ココ・アロハ」を展開。キャシー中島さんのハワイアンキルト教室「キャシーマム横浜元町」でもレッスン開催

ストールとミニトートバッグのステンシルの仕方は、『毎日が発見』1月号P102~104で詳しく説明しています。

この記事は『毎日が発見』2020年1月号に掲載の情報です。

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