今回は、あみぐるみ作家のいちかわみゆきさんに「うさぎのあみぐるみ」の作り方を教えてもらいました。
耳、頭、胴体、腕、足、尻尾の6つのパーツをつないで作ります。
耳、腕、足は、同じ編み方の長さが違うものを2つずつ、尻尾は1つ編みます。
頭と胴体は、増やし目、減らし目がありますが、編み図の規則を守れば編めます。
編み糸の太さを違えることで、うさぎの大きさを変えることができます。
お好みの大きさのうさぎを編んで部屋に飾ったり、金具を付けてバッグに吊したりしてください。
各パーツを編んでつなげます
・糸端は、胴体にぬい付けるため、30cmぐらい残す。
材料
毛糸の太さで編み針を替えます。左のうさぎ(高さ8cm)は4/0号の針で編み、右のうさぎ(高さ11cm)は5/0号の針で編みました。同じ編み図でも糸の太さで大きさを変えられます。目・鼻・口
あみぐるみ用の目2個、鼻・口用の毛糸20cm(色はお好みで)。使う道具
左からあみぐるみ用のわた、接着剤、はさみ、とじ針、まち針。
編み方
細編みで編みます。頭は7段目まで増やし目をして15段目から減らしていきます。胴体は4段目まで増やし目をし、6段目と9段目で減らし目をします。他のパーツはそのまま指定の段数を編みます。
《頭を編みます》
1.指に糸を2回巻いて輪を作る。指から外して短い糸端の重なり部分を持つ。
2.かぎ針を輪の中に入れ、糸を引き出す。輪の作り目ができた。
3.かぎ針に糸をかけ、引き抜く。立ち上がりの鎖が編めた。
4.針を輪にくぐらせて糸をかけ、引き抜く。
5.さらに針に糸をかけて、一気に引き抜く。細編みの1目が編めた。
6.4、5を繰り返して細編みを6目編む
7.針を抜き、輪を引き締める。糸端を引いて縮む方を引いて締める。さらに糸端を引いて輪を絞る。
8.輪が締まった状態。
9.1目に針を入れて引き抜く。1段目が編めた。
10.立ち上がりの鎖を1目編む。
11.細編みを1目編み、次は同じ目に細編みを2目編む。1目細編み→2目細編み→1目細編みを繰り返すと、2段目は9目編める。編み図通りに増やし目をして7段編む。
12.14段目までは増やし目をしないで細編みを編む。
13.15段目から減らし目をする。細編みを7目編み、8目めに針を入れて糸を引き出し、9目めからも糸を引き出す。さらに糸をかけ、針にかかった3本を一気に引き抜く。減らし目が編めた。同様に7目細編みをして次で減らし目をして、3目減らす。編み図通り17段目まで編み、わたを入れる。
14.わたは手で詰めるが、入れにくい場合は割り箸などを使って詰めてもよい。
15.最後の18段目を編んで、糸を引き抜き、30cmほど残して切る。
16.とじ針に糸を通して輪をぬい縮める。
17.輪に針を入れて少し離れた場所から出し、同じ場所に針を入れて違う場所から出し、出た糸端を切る。各パーツを編み、胴体のみわたを入れる。
《各パーツが編めたらつなげます》
1.頭と胴体は頭の9~14段目に胴体をぬい付ける。まち針を9段目と14段目に打って目印にする。
2.残した糸端をとじ針に通してぬい付ける。余った糸は頭の中に何回か通して切る。この要領で耳、腕、足、尻尾をぬい付ける。
《目を付ける》
目は付ける場所(下記「各パーツを付ける位置」参照)に針で穴を開け、目のパーツの足に接着剤を付けて差し込む。もう片方の目も同様にする。
《鼻・口をぬう》
1.鼻・口は、好みの色糸を針に通して、片方を玉留めにし、離れた場所から指定の場所(下記「各パーツを付ける位置」参照)に針を通して糸を引き出す。玉留めにしているので中で糸は止まる。同じ段の2目離れたところに針を入れ、1段下の中央から糸の上に針を出す。
2.2段下がったところに針を入れて鼻・口ができた。糸端は頭の中を数回通して切る。
できた!
編み図
【頭】
【胴体】
【耳・腕・足・尻尾】
細編み6目の輪を作って
耳...7段
腕...6段
足...4段
尻尾...2段
【各パーツを付ける位置】
プレゼントに
好きな色で編んだうさぎをプレゼントしてみませんか? そのまま箱に入れてプレゼントしてもいいのですが、金具を付けてキーホルダーやチャームにしたら、もっと喜ばれます。
箱に入れてプレゼント
チャームはバッグなどに付けて
撮影/木下大造 トレース/ウエイド手芸部