「昔と同じ9号」にこだわらない。大人の服選び3つの法則【75歳が語るおしゃれの決め手】

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『75歳、おしゃれの決め手 自分を演出する楽しみ』 (オオクボ スミエ/KADOKAWA)第2回【全5回】

書籍『75歳、おしゃれの決め手 自分を演出する楽しみ』(KADOKAWA)の著者、オオクボ スミエさんは、かつてデパートのショーウインドーや店舗ディスプレイを数多く手がけ、「どうすれば商品が最高に美しく見えるか」を追求し続けてきた、いわば「魅せ方のプロ」です。75歳になった彼女が行き着いたのは、頑張りすぎないのに凛として見える「自分を演出するワザ」でした。本書では、 体型をカバーしつつ、顔周りをパッと明るく見せる服・小物の選び方や、アクセサリーの付け方でいつもの装いが見違える演出術を、大人世代の暮らしに寄り添って紹介しています。コツさえ掴めば、日々の身支度はもっとラクに、そして楽しく変わります。自分を上手にプロデュースして、これからの毎日をもっと鮮やかに彩りましょう。

※本記事はオオクボ スミエ (著)による書籍『75歳、おしゃれの決め手 自分を演出する楽しみ』から一部抜粋・編集しました。

服選びは型紙(パターン)を意識して

Tシャツとジーンズが、私のスタンダードですが、だからと言って、Tシャツとジーンズなら何でもOK というわけではありません。一見同じようなTシャツも、よく見ると形が違うのです。襟ぐり一つに浅い深いの差があるし、着丈や袖丈、その形まで比べると微妙に違って、それが見た目を大きく変えるのです。まして、それが似合うかどうかは、本当のところ着てみなければ分からない。どんなにデザインが、カッコよくても好みでも、肩がしっくりこないとか、着丈がほんの少し長いとか、そういう小さなことが似合う、似合わないを決めてしまうのです。

その小さな違いは、「型紙(パターン) 」の違いです。この本を作るにあたって、あらためて自分の服をチェックして気づいたのは、服選びをする時に、私はデザインだけでなく、パターンも意識しているということでした。パターンとは、いわばデザインの設計図で、シルエットや着心地を決定づける重要な土台になります。私は、ファッションのメーカーにいたから分かるのですが、誰にでも、自分の体型に合って、すっきり着こなせるパターンがあるのです。

では、どんな時に、パターンを意識すればいいのでしょう? 一つ目は、とくにシンプルなTシャツやセーター、パンツを選ぶ時。パターン次第で、体型に合うか合わないかがはっきりと現れ、ごまかしがきかない。パターンが体に合わなければ、美しく見えません。

二つ目は、年齢に合ったパターンを選ぶこと。年を重ねると、太ったり、たるんだり、痩せすぎてしまったりと色々気になることが増えますが、それをカバーしてくれるのが、パターンです。同じ9号でも、ヤングとアダルトとシニアでは、袖ぐりや身幅など実際のサイズは違うし、同じようなデザインに見えても、全体、部分のラインが違います。昔のサイズのまま、自分は9号だから、とこだわるより「実寸サイズ」や「パターンの特徴」を確認しましょう。若い頃のように、勢いで着こなすことはできない、と心得るべし(笑) 。デパートで、洋服売り場のフロアが分かれているのは、そういうことです。

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パターンが合っていれば、大胆なプリント柄も着こなせる。T シャツ(ZARA)、ジーンズ(ユニクロ)。

三つ目は、ブランドです。私は、デザインでブランドを選ぶことはあまりないのですが、アイテムによっては、ブランドがほぼ決まっています。例えば、ジーンズならユニクロか45R(フォーティファイブ・アール)。パターンが、私の体型に合うのです。相性がいい。

デザインは、年ごとに変化するけれど、ブランドにはある種の傾向があって、それが型紙に現れやすいのです。デザイナーの嗜好性が色濃く出ているところもあれば、年齢や性別を超えて幅広い層に合わせているところもあります。見えない型紙を意識して、服選びをするのは楽しいものです。

 
※本記事はオオクボ スミエ (著)による書籍『75歳、おしゃれの決め手 自分を演出する楽しみ』から一部抜粋・編集しました。
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