100m先まで音を飛ばせるから、家中どこでも楽しめる
コードレス電話と同じ仕組みということで、家中どこでも音声をキャッチできるのも「快テレ君」の強み。
「そもそもコードレス電話というのは、家の中のどこでも通じることが絶対条件。そのため、一般的な木造二階建ての日本家屋で問題なく使えるように、100mは無線が飛ぶように設計されています。『快テレ君』もそのパワーを継承しているため、2階でも屋上でも問題なく使えます」(小谷さん)
そこで実際に離れてもちゃんと聞こえるのか、首かけタイプのワイヤレスネックスピーカーで試してみたところ...、歩きながらでもまったく音声がブレたり途切れたりすることなし! 室内から建物の外に出てもなおクリアに聞こえていました。これだけのパワーがあれば、洗濯物を干しながらや、庭仕事をしながらといった使い方もできそうです。
ちなみに個人的には、イヤホンではなくネックスピーカーというのも高ポイントのひとつ。イヤホンだと他の音が遮断されてしまうため、家族の声やインターホンの音が聞こえないなど不便なこともあるけれど、これならそんな心配もなし。音自体もとても自然な形で聞こえてくるため、耳にも優しい印象です。
誰でも使いやすいシンプル機能と簡単操作
ネックスピーカーを使ってみて驚いたのがその軽さ。120gと違和感のない重さで、つけていてもまったく疲れません。
「大きさやデザイン性も重視して試行錯誤を重ねた結果、男性女性を問わず使いやすい、スタイリッシュでスマートなデザインに行き着きました。お手元スピーカーに関しても、手のひらサイズとコンパクトで、重さもちょっと大きめなスマホ程度。どこにでも手軽に持ち歩けて、置く場所もとらない、日常的に使いやすいサイズ感にこだわっています」(小谷さん)
どちらも超コンパクトながら、肝心な音はとてもパワフル。
「余計な機能はつけずに、いかにクリアな音を出せるかに特化しているからです。機能を増やしてしまうと、そのぶん音に費やすパワーが減ってしまうし、操作も複雑になってしまうもの。この商品のコンセプトは、家族みんなでテレビを楽しめることが一番の目的なので、誰でも扱いやすいシンプル設計で、簡単に操作できることを重視しました」(百足さん)
接続は、送信機のコードをテレビのイヤホンジャックに差し込むだけ。スピーカーの電源を入れればすぐに聞くことができ、音量調節も直観的に操作できるダイヤル式といたってシンプル。トリセツが苦手な人にとってもありがたい仕様です。
「操作性を良くするために、もうひとつこだわったのが日本語表記です。メインターゲットであるシニア層の方の中には、英語表記だとピンと来られない方もいらっしゃるため、『Power』ではなく『電源』、『Volume』ではなく『音量』と、誰もがわかりやすい日本語表記を採用しています。また、電源を切る際には『電源を切ります』と日本語の音声も流れるため、切り忘れも防げるようになっています」