6.起床、食事、就寝の時間を決める
自律神経の乱れから難聴になることもあります。生活のリズムを整えるために、まずは起床・就寝・朝昼晩の食事の時間のズレを15分以内に収めるように意識を。就寝前に38~40度の湯でゆっくり半身浴をするのもおすすめです。
7.座りっぱなしは×
座りっぱなしの姿勢は血液やリンパの流れを悪くします。内耳はリンパ液で満たされているので、当然耳の中も影響を受け、有毛細胞の働きを弱める原因に。「耳スクワット」のほか、ふくらはぎのマッサージも効果的。
8.暴飲暴食をしない
食べ過ぎ、飲み過ぎは動脈硬化や高血圧を悪化させ、血流の低下を招きます。また、カフェ
インを含むコーヒーや紅茶、緑茶などは1日1~2杯程度に、スパイスなどの刺激物も控えめ
に。寝る3時間前には夕食を終えましょう。
9.抗酸化作用や血流促進効果がある食品を摂る
【抗酸化作用のある食品】
黒すりごま
ごまは抗酸化作用を促す亜鉛を多く含む食品。特に坂田先生は黒すりごまを推奨。「おひたしや白飯など何にでもかけるといいですよ」
いちご
コラーゲンを生成して血管を強くし、抗酸化作用を持つビタミンC。いちごのほか、キウイフルーツ、ブロッコリーなどにも豊富。
ほうれん草
ほうれん草など緑黄色野菜に多く含まれるビタミンEは、抗酸化作用が高い栄養素。血管を健康的に保ち、動脈硬化の予防に不可欠。
【血流促進効果がある食品】
青魚
いわしやさば、さんま、あじなどに含まれる不飽和脂肪酸DHAはコレステロール減少など、同じくEPAには血流を良くする働きがあります。
納豆
納豆に含まれる酵素「ナットウキナーゼ」には血栓(血の塊)を溶かす働きがあるといわれ、血液さらさら効果が期待できます。
海藻
昆布やわかめ、ひじきなどの海藻類に含まれる水溶性食物繊維「アルギン酸」が、コレステロールの吸収を妨げ、動脈硬化を防ぎます。
取材・文/岡田知子(BLOOM) イラスト/サノマキコ