患者の70%以上は中高年の女性。「ドライマウス」セルフチェック【専門医の見立英史先生】

セルフケアでドライマウスを改善

<唾液腺のマッサージ>
血の巡りが良くなるお風呂上がりが効果的

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耳下腺
左右の耳の付け根あたりを親指以外の4本の指で後ろから前へ向かってぐるぐる5回まわす。

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顎下腺
あごの骨の内側、えらから少し中央寄りあたりを親指で少し突き上げるように5回押す。

<あいうべ体操>
1日30セットを目安に毎日続ける

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大きく口を開けて「あ~」と発音し、1秒キープする。

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口を思い切り左右に広げて「い~」と発音し、1秒キープ。

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唇を突き出して「う~」と発音し、1秒キープ。

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下顎に向かって「べ~」と舌を伸ばして、1秒キープ。

<保湿剤の使用>
乾燥が気になる場所に塗って口の粘膜を保護する。ドラッグストアなどで購入できる。マウスウォッシュ、ジェル、軟膏、スプレーなどのタイプがある。

<こまめな水分摂取>
口が乾く前にこまめに水分を摂る習慣をつける。

<しっかり嚙めるようにする>
嚙むことで唾液腺が刺激される。虫歯や歯周病を治療し、歯がない部分は入れ歯でしっかり嚙めるようにする。

取材・文・構成/古谷玲子 イラスト/片岡圭子

 

<教えてくれた人>

金沢医科大学 顎口腔外科学講師
見立英史(みたて・えいじ)先生

2003年九州大学歯学部卒業。大学病院や開業医勤務を経て23年から現職。日本口腔外科学会指導医・専門医、日本口腔科学会指導医。専門分野は口腔粘膜疾患。

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