おもな症状
・上方のものが見えづらい
・まぶたが重く感じる
・目が開けにくい
・しっかり目を開いても視野が狭い
・左右で目の大きさが違う
・眉が上がってきた
・ふたえの幅が広くなってきた
・「いつも眠そうな顔をしている」と言われる
・額のしわが増えた
・原因の分からない頭痛・肩こりがある
※急激に症状が現れた場合、重症筋無力症(神経から筋肉への指令が伝わらなくなる病気)や、脳の病気(血管障害や腫瘍)、眼窩(がんか)(眼球の入る器)腫瘍など、重大な疾患が隠れている疑いもあるので、早急に専門医を受診すること
眼瞼下垂の手術
手術の方法について
(1)まぶたを切開して、伸びてしまった挙筋腱膜を周辺組織から剥がす
(2)剥がした挙筋腱膜の伸びた分を短縮して糸で瞼板に縫いつけ、まぶたを持ち上げられるようにする
手術前後の注意
手術前は、睡眠をよく取り多量の飲酒を避ける
手術後は、痛みや内出血を抑えるため、下記を心がける
・当日は入浴しない
・2日間はまぶたをよく冷やし、安静にする
・2週間は激しい運動を避ける
取材・文・構成/古谷玲子 イラスト/片岡圭子