足が冷える、よくつるという人はぜひトライ。ふくらはぎほぐしで全身の血流改善【前新マミさんが指南】

ふくらはぎは全身の血液循環に大きく関与しており、硬くなると血流やリンパの流れが悪くなってむくみや冷え、筋肉の痙攣を引き起こす可能性も。今回はふくらはぎの筋肉を意識したマッサージやストレッチを前新マミさんに教えていただきました。

この記事は月刊誌『毎日が発見』2024年3月号に掲載の情報です。


リンパ体操とは
練習量の多いバレリーナの疲れを取り、筋肉を蘇らせるメンテナンスのためにリンパティックストレッチ(リンパ体操)を開発。リンパの流れを促進し、体や筋肉を修復・回復、歪みを正すのが目的です。


『ふくらはぎは第2の心臓。
全身の血流に関係しています』

ふくらはぎには腓腹筋(ひふくきん)やヒラメ筋という筋肉がありますが、これらは血液を心臓に戻すためのポンプの役割も担っています。

ふくらはぎが硬くなっていると血液やリンパが戻りづらくなり、むくみ、冷え、足がつりやすいなどの原因になります。

とくに運動不足で硬くなることが多く、硬いと全身の血流が悪くなるので、なるべく柔らかく保つようにします。

ストレッチやマッサージが有効で、ふくらはぎの硬さが気になる人は入浴後の習慣にするとほぐれやすくなります。

こんな人はぜひトライ!
□ふくらはぎが硬い
□足がよくつる
□足が冷えている

《ふくらはぎストレッチ》

つま先を動かすとふくらはぎをストレッチできます。

(1)つま先を天井方向へ向け、かかとを押し出します。

足が冷える、よくつるという人はぜひトライ。ふくらはぎほぐしで全身の血流改善【前新マミさんが指南】 2403_P052-053_01.jpg(2)つま先を前方方向に向け、しっかりすねを伸ばします。

足が冷える、よくつるという人はぜひトライ。ふくらはぎほぐしで全身の血流改善【前新マミさんが指南】 2403_P052-053_02.jpg


硬いふくらはぎを柔らかくするにはマッサージが有効。

あお向けになり、かかとで反対のふくらはぎをそっとマッサージ。

上下に動かしながら、痛いところがあれば入念に行います。

また、ふくらはぎが硬い人はすねも硬くなっていることが多いので指でマッサージします。

回数はお好きなだけどうぞ。

《ふくらはぎのマッサージ》

1.

足が冷える、よくつるという人はぜひトライ。ふくらはぎほぐしで全身の血流改善【前新マミさんが指南】 2403_P052-053_03.jpg

2. 反対のふくらはぎも1と同じように行います。

足が冷える、よくつるという人はぜひトライ。ふくらはぎほぐしで全身の血流改善【前新マミさんが指南】 2403_P052-053_04.jpg

ふくらはぎには毛細血管がたくさんあり、あまり強い力をかけるとつぶれてしまうので、ゴリゴリと行わないようにします。

《すねのマッサージ》

足が冷える、よくつるという人はぜひトライ。ふくらはぎほぐしで全身の血流改善【前新マミさんが指南】 2403_P052-053_05.jpg

あお向けになり、片ひざを立てて反対の足をかけてひざを引き寄せます。指でつかむようにしてすねの骨の際(きわ)のところに沿ってマッサージします。

お風呂でストレッチ

足が冷える、よくつるという人はぜひトライ。ふくらはぎほぐしで全身の血流改善【前新マミさんが指南】 2403_P052-053_06.jpgお風呂に入って温まると筋肉は柔らかくなるので、効果的にふくらはぎもほぐすことができます。つかむように上下にマッサージします。

構成・取材・文/石井美佐 撮影/藤田浩司 ヘアメイク/ange

 

前新マミ(まえあら・まみ)さん

1950年、北海道函館市生まれ。バレリーナ、プロダンサーとして活躍。メンテナンスのためのリンパティック・ストレッチを考案。著書に『寝たままスッキリ! リンパ体操』(高橋書店)他。

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