朝晩の寒暖差が大きくなると、早速「冷え」が気になってきた、という人も多いのでは? 冷えから体を守るためには効率よくポイントを温めるのが大事です。今回は神奈川歯科大学大学院統合医療学講座・特任教授の川嶋先生にお話を聞きました。
この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年10月号に掲載の情報です。
【前回】この季節から冷えには注意を! 肩こりや頭痛も軽減する「首の温め方」【川嶋 朗先生が指南】
「手首」の温め方
体の末端にある手は「冷え」を感じるバロメーター。血液を心臓に戻し、その循環をスムーズに行うためにも、外出時や帰宅時に手首をしっかり温めましょう。
即効性あり!40度/10分の洗面器バス
「外気に触れることが多い手首は、日頃の生活の中でもとくに意識して温めたいもの。外出から帰ってきて『冷え』を感じたら、洗面器を使ったハンドバスで温めてあげましょう」(川嶋先生)
やり方
(1)両手が入るサイズの洗面器を用意する。
(2)40度程度の湯を、手首が浸かる高さまで張る。
(3)両手を浸け、10分程度温める。
血液を心臓に戻す手首回し
「手首は、手先に流れた血液を心臓に戻す大切なポイント。ぐるぐる回すだけでも十分に血流アップに役立つので、空き時間に手首を回しましょう。手のひらを組み合わせて揉み合わせるのも効果的です」(川嶋先生)
ペットボトルで即席湯たんぽ
「小ぶりなペットボトルに温かいお湯やお茶を入れて、即席の湯たんぽに。両手で包み込むようにして指先や手のひらをじっくり温めると効果的。外出時のカイロ代わりにも使えます」(川嶋先生)
血行を妨げない「ゆったりサイズ」の手袋がイイ
「最も手軽に行うことができる手首の冷え対策が『手袋』です。きつ過ぎる手袋は血行を妨げるので、伸縮性がありゆったりしたサイズのものを選びましょう。指先が出るタイプの手袋なら取らずにスマホの操作ができ、便利ですよ」(川嶋先生)
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