朝晩の寒暖差が激しくなると体の「冷え」が気になります。冷えから体を守るためには効率よくポイントを温めるのが大事です。今回は神奈川歯科大学大学院統合医療学講座・特任教授の川嶋先生にお話を聞きました。
※この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年10月号に掲載の情報です。
重要な4つの首を温めて
「冷え」から体を守りましょう
寒さを感じる季節になると気になる体の「冷え」。
この「冷え」を決して軽視しないでほしいと、神奈川歯科大学大学院統合医療学講座の川嶋朗先生は強く訴えます。
「健康な人の体温は年間を通して36度5分程度。『体温』を正常に保つために欠かせないのが血液で、血流が悪くなると『冷え』を感じます。冷えを放っておくとがんやうつ病といった病を引き起こしてしまうことも。血流の多い血管(動脈)が皮膚の近くを通る首、手首、足首、そして重要な内臓が集まるくびれの4カ所を温めることで、全身に温かい血液が流れ、冷え知らずの体につながります」