鈴木王洋先生に聞きました! 50歳の女性に多い「手のこわばり」を改善する「手の体操」

「手の体操」で手のこわばりを改善!

手のこわばりをほぐしたり、手の可動域を保ったりする効果がある。それぞれ毎日10回を目安に行う。

●手首を上下

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●手首を上向き・下向きに回す

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●手を握る⇔開く

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●指を広げる⇔閉じる

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●順番に指を曲げていく

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関節リウマチで日常的に気を付けること

(関節リウマチ発症のリスクがある人も含まれる)

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□定期的な歯科検診(約2カ月に1回)と歯間ブラシなどで口腔ケアを行う
歯周病は関節リウマチの発症や炎症の度合い(活動性)に影響を及ぼす。

□睡眠を十分取る
関節リウマチは全身が消耗する病気。睡眠不足は症状を悪化させる。

□体重をコントロールする
肥満は膝関節に負担がかかり、壊れやすくなる。

□食べるものに気を付ける
赤身肉や牛乳は、控えめに。関節リウマチの炎症を誘発し、症状を悪化させる成分を含む。

□亜鉛を積極的に摂る(サプリメントがおすすめ)
関節リウマチの人は、亜鉛欠乏の頻度が高い。

□ストレスをためない
関節リウマチの悪化、引き金となる。

□重いものを指先で持たないようにする
関節に負担がかかると症状が悪化するので、バッグは肩や腕にかける。

□禁煙する
抗リウマチ薬+喫煙は肺炎など感染症のリスク・死亡率を上げる。薬剤の効きも悪い。

取材・文/古谷玲子 イラスト/片岡圭子

 

<教えてくれた人>

すずひろクリニック院長
鈴木王洋(すずき・きみひろ)先生
1985年防衛医科大学校卒業。陸上自衛隊衛生学校研究員、防衛医科大学校病院の膠原病アレルギー内科科長などを経て、2009年より現職。リウマチ、膠原病、アレルギー疾患が専門。
皮膚疾患まで幅広く診療。

この記事は『毎日が発見』2023年6月号に掲載の情報です。
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