ぽっこりおなかがすっきり! 「そるだけ体操」で気持ちよく腹筋をつけよう

暑い日が続き、薄着が増えてくるとついつい気になる「ぽっこりおなか」。そのまま放置しておくと、脳卒中や脳血管性認知症などのリスクも高まります。そこで今回は、理学療法士 ヨガインストラクター中村尚人(なかむら・なおと)さんに、「そるだけ体操」を教えてもらいました。

【前回】「ぽっこりおなか」と「筋力低下」をまとめて解消! ヨガインストラクター考案「そるだけ」体操の効果

基本のそるだけ体操

・1日何回でもOK
・終了後5分は「おなかが引き上がった姿勢」を意識して保つ
・寝る前は行わない

1.まっすぐ立つ

ぽっこりおなかがすっきり! 「そるだけ体操」で気持ちよく腹筋をつけよう 2207_P028_01.jpg

2.足指を上げる

ぽっこりおなかがすっきり! 「そるだけ体操」で気持ちよく腹筋をつけよう 2207_P028_02.jpg

【腰がぐらつく、前に出る人は】

ぽっこりおなかがすっきり! 「そるだけ体操」で気持ちよく腹筋をつけよう 2207_P028_03.jpg

手を鼠径部に添えて骨盤が前に出ないように両手で押し付ける。

ぽっこりおなかがすっきり! 「そるだけ体操」で気持ちよく腹筋をつけよう 2207_P028_04.jpg

足指はそらせて、常に床から浮かせておく

3.両手を頭の後ろで組む

ぽっこりおなかがすっきり! 「そるだけ体操」で気持ちよく腹筋をつけよう 2207_P029_01.jpg

【NG】

ぽっこりおなかがすっきり! 「そるだけ体操」で気持ちよく腹筋をつけよう 2207_P029_02.jpg

ひじを開き過ぎるのはNG 。視界にひじが入る位置を保って。

4.上体をそらせて、2呼吸する

ぽっこりおなかがすっきり! 「そるだけ体操」で気持ちよく腹筋をつけよう 2207_P029_03.jpg

【NG】お尻が出ている

ぽっこりおなかがすっきり! 「そるだけ体操」で気持ちよく腹筋をつけよう 2207_P029_04.jpg

体をそらしにくく、腰も痛めやすい。

【NG】ひざを曲げる

ぽっこりおなかがすっきり! 「そるだけ体操」で気持ちよく腹筋をつけよう 2207_P029_05.jpg

ひざが曲がると、しっかりそることができない。

腰椎変性すべり症や脊柱管狭窄症などの病気がある方は、医師の助言を受けた上で「そるだけ体操」を行うようにしましょう。

「そる」前に! 体が伸びない人のための「ほぐし体操」

どの体操も気持ち良く伸びるまで何回でもOK

胸開き

ぽっこりおなかがすっきり! 「そるだけ体操」で気持ちよく腹筋をつけよう 2207_P034_01.jpg

仰向けになり、丸めたバスタオルを頭から背骨の下に当たるように入れ、両ひざを立てて胸を開く。上体は力を抜き、手のひらを上にしてリラックス。ゆっくりとした呼吸を繰り返す。

【プラス1】

ぽっこりおなかがすっきり! 「そるだけ体操」で気持ちよく腹筋をつけよう 2207_P034_04.jpg鎖骨下にある大きな筋肉(大胸筋)に手を当て、やさしくほぐす。硬さがなくなるまでゆっくりほぐすと効果的。

腕後ろ伸ばし

ぽっこりおなかがすっきり! 「そるだけ体操」で気持ちよく腹筋をつけよう 2207_P034_02.jpg

立った姿勢で後ろ手にタオルを持つ。そのまま肩甲骨を寄せて、両手を体から離す。視線は斜め上を見る。ゆっくりと5回呼吸する。

頭伸ばし

ぽっこりおなかがすっきり! 「そるだけ体操」で気持ちよく腹筋をつけよう 2207_P034_03.jpg

タオルを肩幅より少し広めに持ち、頭の後ろにかける。タオルの両端を持って引っ張りながら顔を斜め上に向け、首を伸ばす。10秒静止。

取材・文/オフィス・エム(寳田真由美) 撮影/西山輝彦 体操モデル/中野めぐみ(Studio TAKT EIGHTピラティスインストラクター)

 

理学療法士 ヨガインストラクター
中村尚人(なかむら・なおと)さん

Studio TAKTEIGHT主宰。理学療法士として12年間臨床を経験する中、ヨガと出合い、医学的に正しく効果的なヨガを伝えている。『「そる」だけでやせる腹筋革命』(飛鳥新社)など著書多数。

この記事は『毎日が発見』2022年7月号に掲載の情報です。
PAGE TOP